今シーズンをもって、リバプールを去るだろうという説が流れていたディボック・オリギ。
金曜日の会見でユルゲン・クロップ監督が話したことが、それを裏付けるものとなりました。
ディボック・オリギには、感謝しかありません。
あのビッグイヤーといい。
ここでは、ディボック・オリギの他にもう一人、おそらく今シーズンでリバプールを去る可能性が高いと思われる仲間について触れてみたいと思います。
それはアドリアンです。
見ていて分かることですが、本当にフレンドリーで仲間思いの人。
自分が試合に出られなくても、チームメイトの活躍を歓び、祝福が出来る人です。
彼は、ドレッシングルームでも重要な役割を果たしているのだろうな!と、私は常々感じていました。
さて、アドリアンですが、やはり今夏をもってリバプールとの契約が満了となります。
個人的には、アドリアンがいなくなると寂しいのですが、プロの世界ですし、受け入れるしかないとも思います。
ただ、私はこう言いたいのです。
君のことを忘れないよ!と。
アドリアンがリバプールへやって来たのは、2019年8月5日のことでした。
当時リバプールは、シモン・ミニョレの代役を探しており、ウェストハムでプレイをしてきた彼をフリーで獲得したものです。
本人は無論、アリソンのバックアッパーであることを受け入れての加入でした。
それがどうでしょう!
リバプールに加入が決まった早々の試合でアリソンが負傷。
長期離脱となり、アドリアンが急きょリバプールのゴールマウスを守ることに。
ただ、あのときのリバプールは負けませんでしたね。
連勝街道を進んで行きます。
その後も何度かあったアリソンの欠場。
アドリアンは、その都度、守護神が抜けた穴を埋めて来た。
近年では、若手ゴールキーパーであるカオイムヒン・ケレハーがめきめきと成長を示しており、アドリアンは実質的に第3ゴールキーパーになっていました。
それでも、彼がチームの輪を乱すことはなく、PK戦などのときにはカオイムヒン・ケレハーにアドバイスをしたりしている姿も印象的で・・・。
ゴールキーパーというものは、プレイヤーとしての才能も勿論重要ですが、何よりチームメイトに安心感を与えることが大切だと私は思っています。
そういった意味で、アドリアンという人は、人間としても素晴らしかった。
いや、まだアドリアンが去ると決まったわけではありません。
それでも、今、これを書いておきたいと思ったのです。
ディボック・オリギが去る。
もう一人、最後になるかもしれないゴールキーパーがいるんだよ!と。
思い出すこと。
アリソンが怪我をした際、一度はキャリアを終えたと思われた年長のゴールキーパーが大活躍!
ユルゲン・クロップ監督は、彼をロッキーになぞらえました。
エイドリアーーーン!と心の中で叫んでいた自分のことを思い出したり。
アドリアンの去就については、いまだニュースになっていませんが、私は忘れていない。
今日、今この時に書いておきたかったという私の我が儘です。