トレント・アレクサンダー=アーノルドのことを書いてみたいと思います。
イングランド代表として、ロシアワールドカップに参加していたため、トレント・アレクサンダー=アーノルドのチーム合流は、他のメンバーよりも遅れたのは事実です。
しかし、プレミアリーグが開幕してみれば、3試合連続でスタメン起用をされていますね。
実力者であるナサニエル・クラインをメンバー外にしてでも、トレントを起用しているユルゲン・クロップ監督。
そこにはやはり、トレントへの期待があると思うし、明らかな成長を見てとっているのではないでしょうか。
あくまで、私が個人的に受けている印象なのですが、昨シーズンまでと比べて、トレントがプレイをする姿勢に変化が生まれていると思うのです。
それを象徴するのは、相手プレイヤーへのプレッシャーのかけ方です。
トレントは、かなり厳しくボディコンタクトを仕掛けていると思います。
相手にとっては、しつこい!と感じることでしょう。
私が見る限り、ファールギリギリのプレイもあると思います。
これが出来るか?が、プロの違いですね。
また、相手を潰した後の、トレントの表情に、昨シーズンまでとの違いを、私は垣間見ています。
いい意味で図太くなった!と。
やはり、昨シーズンにおいて大きく飛躍し、チャンピオンズリーグの舞台でも活躍したことが、大きな自信に繋がっているのでしょうね。
ただ、イエローカードには、よくよく注意をしてほしいと思います。
とはいえ、若かりし頃のあのスティーブン・ジェラードも、かなり熱くなることがありましたからね。
それくらいのファイター精神を持っていたほうが、大成するのかもしれません。
今シーズン、トレントの課題は、クロスの質だと指摘されています。
たしかに、プレミアリーグ開幕以来、時折ミスキックがあると思います。
左にロボがいるので、余計に目立つという部分もありますが。
しかし、本来トレントは、右足の良いキックを持っており、今後実戦感覚を磨いていけば、質の高いクロスも上げられるようになると、私は思っています。
昨シーズンとの違い。
その大きな部分は、メンタルの逞しさを増したことだと、私は考えております。
プレミアリーグでも、フリーキックを任されるシーンも出てきたし、更なる飛躍に期待ですね。