先ほど、プレミアリーグ第30節、アーセナル対リバプール戦が終了しました。
試合は、0-3のクリーンシートで、リバプールが勝利をおさめています。
新しいセンターバックのコンビによるクリーンシート達成をし、決定力が課題と言われる中、3ゴールを決めたことは、実にポジティブな試合になりました。
ポゼッションでアーセナルを圧倒するリバプール。
ファーストハーフは、65パーセントの保持率を記録しましたが無得点。
しかし、セカンドハーフの途中からディオゴ・ジョタがピッチに入るや、次々とゴールが生まれます。
得点経過については、次のとおりです。
■68分:モハメド・サラー
■82分:ディオゴ・ジョタ
ディオゴ・ジョタがピッチに入ったのは60分のタイミングでしたので、その僅か4分後にはゴールを決めたことに。
彼の決定力は、本当に凄いし、研ぎ澄まされている感があります。
まず、リバプールの先制ゴールとなったディオゴ・ジョタのゴールですが、モハメド・サラーからボールを受けたトレント・アレクサンダー=アーノルドが、右サイドから鋭くて正確なクロスを供給。
そのボールをディオゴ・ジョタが強烈なヘッドで、アーセナルゴールへぶち込んでいます。
リバプールの2点目、モーのゴールは、トレントからチアゴへとボールが繋がり、チアゴがエレガントなパスをモーへ。
相手ディフェンダーとの競り合いに勝ったモーは、ボディ・バランスの良さ、フィジカルの強さを発揮して、相手ゴールキーパー、レノの股間を右足で抜いたものです。
だめ押しとなったディオゴ・ジョタのこの日2点目のゴールですが、アーセナルがゴールキーパーから繋いでいたところをプレスで奪い、右サイドからクロスを上げることに成功。
背後から走り込んで来たディオゴ・ジョタが、右足で押し込んでいます。
もう、ジョタ様様という感がいたしますが、イングランド代表から漏れたトレントが意地を見せた試合だとも言えそうです。
正確で鋭いクロスが戻って来ました。
また、目立ちはしませんでしたが、アンカー・ポジションを努めたファビーニョの存在が、試合を通じて効いていたと私は思います。
相手の攻めを断ち切る動きは見事。
オザン・カバク、ナット・フィリップスのセンターバックコンビも危ないところはなかったし、レアル・マドリード戦へ向けて良い雰囲気になることでしょう。
これでリバプールは、チェルシーとの勝ち点差が2ポイントとなりました。
同日、チェルシーが敗れていたためです。
射程圏内!ですね。
選手交代における3枚の枠も上手く使えたし、またとない勝ち方になったように思います。
リバプールが切った3枚の交代カードについては、次のとおりです。
■77分:ロベルト・フィルミーノ → ジョルジニオ・ワイナルドゥム
■84分:オザン・カバク → リース・ウィリアムズ
比較的早い時間帯でロボをベンチに下げたのは、スコットランド代表として多くの時間でプレイをしていたため、疲労を考慮してのものでしょう。
オザン・カバクの交代もしかり。
ボビーは、負傷明けで久しぶりの実戦だし、そういった意味では、有意義な交代が出来たと思います。
4位が見えた来たことで、また選手達のモチベーションも高まるに違いありません。
4月からの攻勢が始まります!