プレミアリーグ 試合日程・結果

緊張感に包まれたアーセナル対リバプール戦、暗い影を落とした90+3分の出来事

Arsenal's game against Liverpool was a tense affair, but one stupid Arsenal player's actions left a bad taste in the mouth.

エミレーツ・スタジアムで行われたプレミアリーグ第21節のアーセナル対リバプール戦。
置かれた現状に大きな違いがある両チームですが、試合の中で攻守が入れ替わる展開となり、結果は0-0のスコアレスドローに終わりました。

リバプールのスターティング・イレブン

ビッグマッチに臨むリバプール。
スロット監督がチョイスしたメンバーは、LFCが公式に出したグラフィックのとおりです。

攻撃陣に目を向けると、コーディ・ガクポを左に出す形であり、フロリアン・ヴィルツが基本センターを務める陣容。
ヴィルツの1トップと見るか?0トップの見るか?

負傷者が多いことから、大胆に試合展開を変えられる控え層が薄いことは否定できません。

緊迫したゲームだったと見るか、つまらない試合だったと感じるか?

私自身は、「時間が早く過ぎた」という感想を持っており、ゴールが生まれなかったものの緊張感の高い試合だったと思っています。
ただ、ある種の歯がゆさを感じることは正直ありました。

一方で、両チームともに、ゴールのために大きなリスクを冒すチャレンジはしておらず、この点、つまらない試合だったと見る向きがあったかもしれません。

ここは、フットボールをどう楽しむか?という受け止め方の違いがあるものだと思います。

攻勢が入れ替わった前半と後半

アーセナル対リバプール戦の90分間をざっくりと見れば、前半はアーセナル、後半はリバプールという展開になりました。
特に前半20分過ぎあたりまでは、リバプールは守勢一辺倒になっており、攻撃の糸目が見つかるのかという感さえいたしました。

ただ、それ以降はリバプールが攻撃に転じるシーンが生まれて来ることになり、後半はほぼリバプールが試合の主導権を握っていたと言っていいでしょう。

リバプールは意図的にディフェンシブにしたのか?

好調のウーゴ・エキティケが不在、アレクサンデル・イサクも離脱中とあって、ストライカー不足が顕著なリバプール。
ガクポを左に出したことで、中央の火力が弱くなることは避けられませんでした。

ただ、ディフェンス面ではしっかりと対応ができており、こういう守備もできるのだ!というところを垣間見せたと思います。

現時点での戦力を見たとき、またアーセナルのチーム力を考えたとき、基本はディフェンシブに入ろうという策は意図的だったかもしれません。

奮闘したリバプールの両サイドバック

アーセナルがワイドから攻撃を仕掛ける来るとき、それはどのチームにも脅威になります。
特に、右から攻めて来るサカへの対応ですが、ミロシュ・ケルケズが奮闘していたと思います。

しつこく何度でもチェックを繰り返すケルケズの姿勢は、おそらく多くのリバプールファンから賞賛を浴びるに価したことでしょう。

また、右サイドでは前にジェレミー・フリンポンがいる中、コナー・ブラッドリーが精力的な運動を見せた。
実に気持ちのこもったプレーぶりだったと思います。

リバプールはドローを受け入れていたのか?

両チームが強さを見せた試合だったと思いますが、私がひとつ思案するのは、果たしてリバプールは試合終盤に至って、「この試合はドローで終わってもいい」と考えていたか?です。

攻撃的な選手を途中から投入することはなく、使った交代枠は1。
それも、ブラッドリーの負傷に伴うジョー・ゴメスとのチェンジだけでした。

そこにドローでいいか?という印象も受けたわけですが、いかんせんリバプールのベンチは手薄感が否めなかったことも事実です。
昨シーズン来、ほぼローテーションを行わずに来た影響が、今シーズンに出て来ているのか?

フットボールファンとして悲しみに沈む出来事

時計の針は90分をまわり、追加タイムは3分になろうとしていました。
そのとき、あの出来事が起こってしまった。

浮き球を蹴り返そうと、コナー・ブラッドリーが自陣へと全力で後退。
難しい態勢からクリアに行ったものの、その時、悲劇は起こりました。

激痛に苦しむブラッドリー。

その時、アーセナルのマルティネッリがブラッドリーの体を無理やり押し出そうとしたこと。
そんな行為に至る直前にも、マルティネッリは倒れているブラッドリーの体にめがけてボールを投げつけていました。

私は残念です。
自分の情感を表すに、残念という言葉は違うかもしれませんが。

フットボールファンとして、長年プレミアリーグに親しんで来た者として、あんな光景は見たくなかった。

リバプールが勝った、負けた!
これも感情を揺さぶらせますが、勝敗を超越してのすがすがしさがフットボールにはあるはず。

90+3分の光景は、見たくなかった!
と、心の底から叫びたい私です。

わざと倒れる選手か?は、プロとして知っているはず

私の個人的な考えですが、すぐに倒れる選手はいるし、試合展開によっては寝転ぶ時間が長いケースもあります。
一方、イングランドでは、そういった行為を嫌う傾向があり、すぐには倒れないタイプが実在します。

コナー・ブラッドリーは、間違いなく後者であり、わざと倒れるような若者ではない。

そのことは、プロフェッショナルであれば分かるはず。

ブラッドリーが重症か否か?そういうことは関係なかったと私は思います。
事実として、激しい苦痛を耐えるブラッドリーがピッチに伏していたということです。

今後の課題が増えたリバプール

リバプールは、いくつかのポジションで人員不足が生じています。
あの大型補強を行ったシーズンであるにも関わらず。

特にセンターバックが不安ですが、右サイドバックをどうするかも重要な論点になりそうです。

状況的に、ブラッドリーの怪我は重いだろうし、ジェレミー・フリンポンは典型的な右サイドバックとはタイプが違う。
しかも今は、モハメド・サラーが不在のため、右のウィングとして起用されている中でした。

この窮地に、リバプールはどう対応するのか?
もはや、現場レベルだけの問題ではなくなっているように思います。
何とか、選手達の健康を維持する方策を素早く取ってほしいですね。

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