リバプールにやって来て、ストライカーとしての地位を確立できずにいるクリスティアン・ベンテケですが、その不満の行き所はユルゲン・クロップに向かっているようです。
このことについては、昨日もちょっとふれました。
「クリスティアン・ベンテケがユルゲン・クロップへの不満・批判をあらわす(ロジャーズの元でなら上手くやれた)」
何歩か譲って、ベンテケの悩みやストレスを受け容れるとしても、私としては、プロ・フットボーラーとして、もう少しメディア対応を学ぶべきだと感じています。
ベンテケは、ベルギー代表に合流していたこともあり、地元のフットボール・マガジンのインタビューにこたえたことが、今回の事態におけるきっかけになったようです。
その中でベンテケは、お父さんにも相談し、チェルシーのアザールやマンチェスター・ユナイテッドのフェライニにも、自分のやるせなさを訴えたそうです。
ベンテケが言うには、アザール、フェライニ共に、「監督が君を頼りにしない限り、何も変わりはしないよ」と助言されたとも・・・。
ベンテケは更に、こんなことならリバプールへ来るんじゃなかったという趣旨の発言もしており、今後クラブへ戻って来たとき、実際居心地が悪くなるのではないか?と、私はその点を危惧しています。
メディアなど気にしない!という豪傑も、過去にいましたが、それは監督やクラブよりも人気があったり、実力があればこそ有効なわけで、今回におけるベンテケのケースでは、墓穴を掘ってしまったとも言えそうです。
アストン・ヴィラにいたときと、リバプールのプレイヤーであることでは、メディアの反応が絶対的に違うということをベンテケも学んでほしいですね。
おそらく、次なるトッテナム戦を控えた監督の記者会見では、記者達からベンテケの発言に対するクロップの見解が問われることでしょう。
クロップがどんな応対をみせ、今後ベンテケをどう処遇していくか?も、ある意味見どころかもしれません。