ホワイト・ハート・レーンでのトッテナム戦で、はじめてリバプールの指揮をとったユルゲン・クロップですが、ジェイミー・キャラガーが、この試合の感想を語っています。
今回は、そのごく一部ですが、キャラガーの言葉を意訳してみたいと思います。
(JC)
見応えのある試合だったね。
最初の日から、監督がその権威を示せる試合は、そうあることではないよ。
しかし、彼はやってのけた。
プレッシングが、ドルトムント時代の彼が強力にやってきたことだったね。
このことが、リバプールにとって、実に大きなものになるように思えるよ。
クロップが好むことの一つは、4人あるいは5人のプレイヤーが、ボールを持った相手を追い込むことだ。
彼は、そのことが、ゴールに結びつくものだと考えている。
彼等は、僅か2日、3日間のトレーニングで、組織化されたことを見ることが出来たね。
何が異なっていたかって?
そうだね、他のチームでは見られないことだよ。
私は、以前のクロップに感銘を受けていたし、それを最初の日からやったことだね。
リバプールのプレイヤーがカバーにいった距離、プレスやディフェンスは、ピッチに人数が多くいるように感じたほどだ。
スプリントの増加も顕著だったね。
彼等は、ポゼッションでもスパーズを上回っていた。
グランド中をカバーしていたよ。
私が気に入ったのは、彼等は前線から後方までを30メートルから35メートルというコンパクトさで保ったということだね。
適したポジションでプレイしつつ、プレスにも行っていた。
2,3日間のトレーニングで、しっかり学んで来たことは、ピッチ上のプレイを観れば、明らかだったよ。
トッテナム戦の結果はドローでしたが、ファイティング・スピリットをひしひしと感じる試合でしたね。
きっと、そういう姿が、ジェイミー・キャラガーは大好きなのでしょう。
キャラガーが、何度か繰り返していましたが、リバプールに起こった変化は、僅か2日、3日のトレーニングでなし得たということ。
今後、クロップの考え方が各プレイヤーに浸透していったとき、リバプールがどんなチームになるのか。
実に、楽しみです。