今シーズンは、リバプールのストライカー的役割を任され、見事な活躍でファン、あるいは監督の期待に応えているロベルト・フィルミーノ。
いまや、リバプールにおける得点源となっています。
一方、地元のライバルチームであるエバートンには、ロメル・ルカクという大型ストライカーがいますが、ジェイミー・キャラガーが2人を比較することにより、ルカクに足りないものがあると語っています。
キャラガーの言葉については、エコーも報じておりますので、この場ではそこから要点をピックアップしてみたいと思います。
そのコメントからは、2人の違いは、あまりにも大きなものだとも・・・。
(Jamie Carragher)
ルカクは、間違いなく才能を持っているよ。
彼と彼の代理人が、そのことを主張することは構わない。
しかし、もし彼がクーマンが描くものを実行しようとするならば、ひとつ欠けているものがある。
彼が、他のことより、もっとしなければいけないことは、走ることだよ!
考えてみよう。
今シーズン、これまでのところ、彼がピッチにいたのは1,017分だ。
リバプールのロベルト・フィルミーノは、1,067分のプレイをしているね。
この時間において、フィルミーノはルカクよりも23.6マイルも多く走っている。
しかも、フィルミーノは490回もの多くのスプリントをしているんだよ。
この違いは膨大だね。
彼(ルカク)は、チャンピオンズリーグに出るクラブを希望しているんだろ。
しかし、それはジエゴ・コスタ、アレクシス・サンチェス、セルヒオ・アグエロと同じということだ。
彼等はみんな、もっと走っているし、ルカクよりもハードに走っているよ。
クーマンは、彼は指示に従うことが出来ないと思っているか、あるいは怠け者だと思っているに違いないよ。
キャラガーは、ルカクにちょっと厳しいコメントをしていますが、チャンピオンズリーグに行けるチームへ・・・と言う前に、もっと走って監督の期待に応えろ!ということかもしれません。
その比較対象として、フィルミーノのデータを引っ張り出していますが、まぁ、フィルミーノは、常に動いているフォワードですからね。
比べられる対象が悪かったかもしれませんが、キャラガーによれば、コスタだってサンチェスだって、アグエロだって、もっと走っているぞ!ということに。
フィルミーノのプレイスタイルが、リバプールの攻撃にフィットしてきており、「ムービング・ストライカー」という言葉も耳にするようになりました。
フットボールの戦術なり、プレイスタイルは日々進化していくものですが、今シーズンのリバプールが具現している攻撃のスタイルを見る限り、いわゆる9番不在でもやれる!ということを立証しているようにも思えます。
リバプールと対戦する相手からしたら、9番がいない・・・逆に言えば、いろいろな9番が、入れ替わり立ち替わり顔を出して来る厄介なチームだと映っていることでしょう。
だからこそ、リバプールの試合は面白いのでしょうね。