すっかりスターティング・メンバーから外れた感のあるクリスティアン・ベンテケですが、堪忍袋の緒が切れたのでしょうか、ユルゲン・クロップへの不満を明かしています。
ベンテケが控えにまわっている一つの要因としては、ダニエル・スタリッジが戻って来たということがあると思います。
さらに、ロベルト・フィルミーノが、ストライカーとしての才能を開花させたことも、大きく影響していることでしょう。
現状をみれば、フィルミーノ、スタリッジの次に選択肢としてあるのは、ディボク・オリギ。
ベンテケ本人とすれば、チャンスさえもらえれば、自分にはもっと出来る!という自負もあり、今回の発言に繋がったものと思われます。
今シーズンのベンテケは、決定機でのゴールを外したことも何度となくありますが、それも出場時間が短いからだ・・・という理論に行き着くのかもしれません。
私としては、ベンテケがなかなか起用されないのは、決定機を外したことではなく、リバプールとしてやりたいフットボールの実現に、ベンテケがなかなかフィット出来ていないからだと考えています。
スタリッジやオリギと比べると、明らかにピッチ上での動きの質が違うかと思うし、ポジショニングも自分が生きる位置を取れていないように感じます。
そんな不満がつのりつのったのでしょうか、ベンテケはユルゲン・クロップに対して不満を口にしています。
(CB)
監督がファーストチョイスにしないなら、私はリバプールとサインなどしなかったよ。
2012年にイングランドへ来て以来、こんなにも長くベンチに置かれたことなどなかったんだ。
監督がドルトムントにいるとき、君がほしかったと言ったことを思えば、理解し難いことだね。
何人かのチームメイトは、「クロップが来て君はラッキーだね!」と言っていたよ。
間違いなく出場機会を得られるだろうとね。
だけど、私はキャリアでの経験の中で、物事はすぐに変わってしまうことを知っていたよ。
そう、自分は間違っていなかったんだ。
彼は私のことを「ストライカーとして必要なすべてを兼ね備えている」と言っているみたいだけど、だったら何故起用されないのだろうね!
ブレンダン・ロジャーズの元でなれば、私は自分が金額に見合った活躍が出来ると分かっていたよ。
だから私はリバプールのシャツを着たわけなのに、今じゃね・・・・。
たしかに、ベンテケの立場になって考えてみれば、不満もあることでしょう。
しかし、リバプールはアストン・ヴィラとは、まったく違うクラブであり、ファンとしては、ならば自分の力と努力で、レギュラーの座を奪い返すくらいの意気込みを期待したいところです。
ただでさえ、放出候補とメディアで騒がれているタイミングで、ちょっとベンテケの発言は、自分の首をしめるようなものになりかねない予感がします。
プロ・フットボーラーにとっては、試合に出場することこそ大切だし、時には強い発言をするくらいのほうがいい場合もあることでしょう。
ただ、前の監督だったら自分は活躍できた・・・という発言は、ちょっと言い過ぎだったかなと・・・。
出場機会がない、あるいは少ないプレイヤーは、ベンテケ以外にも沢山います。
ベンテケなりに、フットボーラーとしてのキャリアを築いてきましたが、所属しているクラブにおいて、以前とはチーム内競争の状況がまったく違うことも、理解すべきだと言えそうです。