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クリスティアーノ・ロナウドがモハメド・サラーにエール

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今でも忘れられない出来事であり、逆に言えば、思い出したくないシーンといえば、チャンピオンズリーグ決勝の舞台において、モハメド・サラーが負傷によりピッチを去ることになった瞬間でした。
シーズンを通じて、大きな怪我もなく、常に活躍を続けてきたモハメド・サラーを襲った突然のワンプレイ。
ワールドカップ出場にも影響を及ぼすと見られたもので、周囲の空気が凍り付いたのも事実だと思います。

あの状況で、モーにどんな言葉をかければよかったのか。
特に、相手方であるレアル・マドリードのプレイヤーが、モーに何かをするのは難しい状況だったと思います。

しかし、あの時、クリスティアーノ・ロナウドは、モーに歩み寄っていましたね。
クリスティアーノ・ロナウドは、マンチェスター・ユナイテッドで活躍し、リバプールファンにとっては、宿敵のような存在であり、私の中にも同様の気分はあります。

ただ、ああいった事態が起こったとき、世界中の人々が観ている中、特に子ども達も観戦している中において、クリスティアーノ・ロナウドが見せた態度は、率直に言って立派だったと思います。

そのクリスティアーノ・ロナウドですが、ワールドカップを前に、モーにエールを送ったことが、たとえばエコーでも紹介されています。

クリスティアーノ・ロナウドは、早い怪我の回復を祈り、戻って来てほしいということ。
バロンドールの有力なライバルであることを語ったとのこと。

「モー・サラーは、今シーズンにおいて傑出した一人だったね」

「キエフでの決勝の怪我が、彼を欠場に追い込まないことを願っているよ」

「多くの人々が、クリスティアーノ・ロナウドとリオネル・メッシのバトルだと言う(バロンドールのこと)。だけど、他のプレイヤーにも、このレースにはチャンスがあるよ。エジプシャン(モー)は、その一人だね」

クリスティアーノ・ロナウドもベテランの域に達し、ユナイテッド時代から比べると、また変化と申しますか、成長と申しますか、何かを学んでいったのでしょう。

フットボール、特にプレミアリーグは激しさも魅力のひとつですが、激しいスポーツであるがゆえに、スポーツマンシップ、フェアプレイ精神は、高く持ってほしいと願うところです。

たとえ相手方であっても、讃えるべきところは讃える。
そんな文化が根付いた姿が、ある意味スポーツの理想、その近くにいるのだと思います。

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