代表関係

ダニエル・スタリッジとユーロ本大会

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先日のFAカップで、本当に久しぶりの復活を果たしたダニエル・スタリッジ。
アストン・ヴィラ戦でもメンバー入りが濃厚だと見られています。

間違いなく、状態は改善されてきていると思われるわけですが、大切なのは、再発を予防し、今後いかにコンディションをあげて、絶好長期のフォームに戻せるかということでありましょう。

リバプールファンとしては、今後スタリッジが活躍することを当然期待しているわけで、コンスタントに出場出来るコンディションを整えてほしいところです。

一方、その期待どおりにスタリッジが復調をしていった場合、イングランド代表はどうするのか?という課題がついてきます。

もちろん、ロイ・ホジソンの目にとまるような活躍が出来ることこそ、リバプールにとってプラスなわけですが、果たしてユーロ本大会に参加するべきなのか?は、議論の分かれるところだと思います。

リバプールとしては、スタリッジに十分なリハビリ期間を与え、念密なトレーニングメニューを構築しながら、ようやくここまで戻って来たということも事実です。

おそらく、メディカルスタッフ達も、スタリッジに関しては、繊細な注意を払って、日々チェックをしていることでしょう。

そういった状態にあるスタリッジをイングランド代表にあずけて大丈夫なのか?とは、リバプールファンとしては、心配な部分でもあります。

また、仮にユーロ本大会にスタリッジがメンバー入りし、イングランド代表が決勝まで進出した場合、日程的には、次のようになります。

○ユーロ本大会開幕 6月10日
○ユーロ本大会決勝 7月10日

大会に参加すれば、該当プレイヤーは、その終了後に特別にオフが認められます。
となると、ユルゲン・クロップ体制で初となるプレシーズンでのトレーニング期間が、極めて制限されるという状況になるわけですね。

果たして、スタリッジが、シーズン後に休息なくユーロ本大会へ出場し、新シーズンでのコンディションを維持できるのか?
いささか心配もあります。

私は、ユルゲン・クロップが目指すフットボールを具現化するには、夏のプレシーズンで、みっちりとトレーニングを重ねることが重要だと思っています。
そういった意味で、ユーロ本大会参加組は、合流が遅れることになる。

その条件下で、スタリッジがコンディションを崩さず、良い形で新シーズンに入れるか?は、実に微妙なところかと思います。

ここはぜひ、ユルゲン・クロップとロイ・ホジソンの間で、念密な打合せ、意見交換をしてほしいところです。

来シーズンこそ、リバプールとしては、プレミアリーグでも限りなく上位を狙いたいところだし、ある意味、ユーロ本大会が持つ意味は、結構大きいと感じることから、今回は、このような記事を書いてみました。

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