
Darwin Nunez
KOPから愛された選手でした。
アンフィールドで彼の名を連呼するファンの姿。
移籍が濃厚とは言われていたものの、正式に決まるとやはり一抹の寂しさを感じます。
ダルウィン・ヌニェスが、サウジプロリーグのアル・ヒラルへ完全移籍。
リバプールが公式発表をしました。
まず、これまでありがとう!と言いたいと思います。
ヌニェスの場合、リバプールへやって来る際の期待値がかなり高かったため、本人なりに苦しかったこともあるかと思います。
しかし、秘めたるポテンシャルは非常に高いものがあり、何よりハートのある選手でしたから多くのファンから愛された。
ヌニェスはリバプールにおいて公式戦143試合に出場し40ゴールを記録。
プレミアリーグとカラバオ・カップの優勝メダルを獲得しました。
また、マンチェスター・シティに勝利してユルゲン・クロップ率いるチームにコミュニティ・シールドをもたらしたこともあります。
ヌニェスといって、私の中で特に印象に残っているのは数的不利の中、途中からピッチに入ったヌニェスが立て続けにゴールを決めてニューカッスルを沈めた試合。
2023-24シーズン序盤、ニューカッスル戦でのリバプールの状況は絶望的でした。
残り13分となった段階で投入されたのがヌニェス。
チームはキャプテン、ファン・ダイクの退場により10人となっており、状況としては0-1とリードを許していました。
しかしここでヌニェスが奮起!
途中出場としては歴史に残るパフォーマンスを披露したものです。
81分に同点ゴールを決め、そして試合終了間際には冷静なフィニッシュで、ほぼ不可能と思われた逆転勝利をもぎ取りました。
その日、セント・ジェームズ・パークのアウェイ席上段にいたファンにとって、この瞬間は決して忘れられないものとなりました。
いろいろ批判を受けたこともあったヌニェスではありますが、それ以上にKOPはヌニェスを愛し、その名を呼び続けた。
新シーズンは、新しい場所でのキャリアを迎えるわけですが、私は心からヌニェスの幸せを祈りたいと思います。
情熱的なウルグアイ代表!
最前線から自陣の守備に全力で戻る姿を忘れることはありません。