過ぎたことですが、夏の移籍市場を思い出すと、デヤン・ロブレンには移籍の噂が絶えませんでした。
特に、セリエAのチーム達が、デヤン・ロブレン獲得に熱心だったとされています。
しかし、ユルゲン・クロップ監督は、デヤン・ロブレンを手放す考えを持っていなかったようで、実際によく話し合いもしていたようです。
「私達のチームには、君が必要なんだ」と、ユルゲン・クロップ監督が言ったということは、以前この場でも取り上げさせていただきました。
シニアのプレイヤーでは、4人のセンターバックがいるリバプール。
シーズン当初においては、デヤン・ロブレンは4番手という見方が多かったのも事実。
しかし、ジョエル・マティプが怪我を負ったこともあり、今はファン・ダイクとコンビを組み、リバプールのディフェンスラインに入っています。
デヤン・ロブレンは、試合に出場出来ることを歓びつつも、まだまだ多くの試合があり、必ず出番はあるのだから、しっかりと準備をしておく必要があると、前向きな姿勢を示しています。
これは、デヤン・ロブレンが、日曜日のマッチデー・プログラムに寄せた言葉であり、LFCも公式に報じています。
その中で、デヤン・ロブレンは、たとえばこんなことを言っています。
もちろん、このチームの一員として、定期的にプレイが出来るようになったのは嬉しいことだよ。
特に、シーズン当初は、ぼくにとってベストではなかった。
だけど、ぼくがいつも言っているように、チームこそが最も重要なんだ。
ぼく達のチームは、信じられないほどに、良い結果を得て来たから、勝っているチームを監督が変えないのは、よく理解出来ることだった。
それでも、戻って来て、ピッチの雰囲気を感じられるのは素晴らしいことだね。
今、ジョエル(マティプ)が、離脱しているのは、とても残念なことだよ。
でも、怪我もまたフットボールの一部だからね。
ぼくは、監督と沢山の話をしてきたし、影でハードワークをしてきた。
今この時からシーズンの終わりまでには、多くの変化があると、ぼくは確信をしているよ。
ぼく達が持っているすべてのコンペティションを見ると、まだ50試合ほどはあるんじゃないかな。
だから、とても多くの試合を戦う必要があり、必要なときにすべてのメンバーが参加して、競争が出来る準備をしておく必要があるんだ。
少し前のこと、トレント・アレクサンダー=アーノルドが、「デヤン・ロブレンはみんなのお手本だ」と、語っていたことがありました。
たとえ出場機会に恵まれなくても努力を続ける姿勢を言ったのだと思います。
ロブレンが言うとおり、今シーズンのリバプールには、まだまだ沢山の試合が残っています。
プレミアリーグ、チャンピオンズリーグはもとより、リーグカップも勝ち上がっているし、これからはFAカップも入って来る。
さらに、今シーズンは、クラブ・ワールドカップにも参加しなければならない。
たとえ出場機会に恵まれなくても、必要とされたときのために、日々ハードワークをする。
それは簡単なことではないでしょうが、実際にやったからこそ、ユルゲン・クロップ監督は登用した。
こういう形がチームをより強くするように、私には思えます。