今もなお、多くのリバプールファンから愛されるディルク・カイト。
故郷とも言えるフェイエノールトへと帰り、現在も大活躍をしていますね。
そのディルク・カイトが、リバプールへ移籍するに至る時期のことを回想しています。
あくまで私の記憶の世界ですが、当時リバプールは、2年、3年越しでディルク・カイト獲得を欲していたと思います。
ただ、ディルク・カイトにとって、フェイエノールトを離れるということは、大きなことだったのでしょう。
そのディルク・カイトが、4-4-2へ向けて、リバプール入りをする1年前に、トッテナムからオファーが来ていたことを語っています。
「リバプールへ行く一年前に、トッテナムへ行くという機会があったよ」
「だけど、その話が来たのは移籍マーケットの最終日だったし、そのときの私は、フェイエノールトを離れたくなかったんだ」
「リバプールが最も関心を持ってくれていたクラブだったよ。交渉は続き、他のクラブも関心を示してくれたんだ。アトレティコ・マドリードとかね」
「いずれもいいクラブだったけど、リバプールからの関心を聞いてしまった私は、行きたい唯一のクラブになったんだ」
「私は幼い頃から、リバプールがどれだけ良いクラブかを沢山見て育ったからね」
ディルク・カイトがリバプールへとやって来た時期は、まず点取り屋としての期待が高かったと思います。
その後、フェルナンド・トーレスがリバプール入りをしたことで、ディルク・カイトの役割が変化をして行き、ルイス・スアレスとの連携も印象的でした。
思えば、どんなポジションでもベストを尽くす男。
それがディルク・カイト。
あの献身的な姿、スポーツマンシップにあふれた人柄を、私は忘れることができません。
いつまでも元気で、大活躍をしてほしいですね。