今シーズンは、なかなか出場機会に恵まれず、ベンチを温める時間の長かったディヴォック・オリギですが、フィリペ・コウチーニョなどの負傷によりチャンスをつかんでいます。
偉いと思うのは、突然巡って来たそのチャンスをしっかり掴み、ゴールという結果を出したことですね。
普段、怠けていては、そういう芸当は出来ないと思います。
さて、そのオリギが、なぜリバプールへ来る選択をしたのか?
リバプールこそ自分にとって正しいクラブだと考えているという発言をしていますので、ちょっぴりご紹介をしたいと思います。
Liverpoolfc.comが報じていることを元にして、私なりにお伝えいたします。
(Divock Origi)
至る所からオファーはあったよ。
バイエルンが興味を持ってくれていたし、そういった多くのクラブからね。
でも、ぼくはリバプールへ来た!
ぼくは休暇の際に、メルウッドを訪ねて施設を見たんだ。
そのとき、ブレンダン・ロジャーズ監督と話をしたんだよ。
ぼくが来たときに、みんながぼくの名前を知っていて、ぼくが誰かを知っていてくれたんだ。
U15の時からのビデオも見ていてくれたよ。
彼等は、ぼくのクオリティーを知っていてくれて、ぼくはクラブの価値観を見たし、そこにはパス、プレスと実に速いプレイヤー達がいたんだ。
ぼくは好きになったよ!
「この場所こそ、ぼくが望んでいたものだ!」と思ったんだ。
リールはというと、ぼくを出したくない考えだったけど、彼等が解決策を見つけてくれたよ。
ぼくは、リバプールで楽しくやりたかったし、プレイをしたかったんだ。
そして、ぼくが1年間はリールに残ることで、みんなが同意してくれてね。
ぼくが初めてリバプールへやって来たときに、ここがどれほど偉大なクラブであるか!を、すぐに理解したよ。
ぼく達は、マレーシアへ行ったんだけど、とってもいい機会になったんだ。
偉大なプレイヤーが、どのようにしてレベルを維持しているかを見ることも出来たしね。
彼等の仕事ぶりは、プロフェッショナルだった。
それに、ストライカーはどう働くべきかを見たよ。
ナショナルチームでは、U16からプレイをはじめたんだ。
ぼくにとって、すごくいい年になったよ。
沢山のスカウト達が、ぼくの父のところへやって来てね。
マンチェスター・ユナイテッドが、ぼくを欲しがっていることを聞いたよ。
いくつかのイタリア、それにドイツのクラブからも話があったね。
ぼくは、リールのトレーニングセンターを訪ねていてね。
素晴らしいと思ったよ。
エデン・アザールが、どのようにして素晴らしいプレイヤーとして成長して行ったかも見ることが出来た。
リールは、若手を育成することに定評があったんだ。
ぼくの心の中に、こんな言葉が響いたよ。
リールへ行け!とね。
ぼくは、学校から家に帰って来たときのことを、今でも憶えているんだ。
キッチンに座ると、父がこう言ったよ。
「決めるのはお前だ。どうしたいんだい?」
この言葉で、ぼくはリールへ行くことにしたんだ。
リバプールへ行きたい!
ここでプレイしたい!
オリギの希望をリールも尊重し、リバプールとの間で、お互いに合意できる方法を模索してくれたということですね。
以前所属していたクラブを素晴らしい!と言えるのは、素敵なことだと思います。
リバプールには、ぜひそういうプレイヤーが一人でも多く来てほしい。
オリギ。
ウェストハム戦では、今度こそまた決勝ゴール!を狙ってほしいですね。