リバプールとの新たな5年契約にサインをしたアンドリュー・ロバートソン。
何度も言いますが、いまやプレミアリーグを代表する左サイドバックへと成長しました。
ここには、アンドリュー・ロバートソンの努力があり、出番がなくてもくさらずに、トレーニングに全力を傾けた事実があると、私は確信しています。
アンドリュー・ロバートソンが、ハル・シティからリバプールへやって来たのは、2017年夏のこと。
そのシーズンは、アルベルト・モレノが左サイドバックのレギュラーとして起用されており、アンドリュー・ロバートソンの出場機会は、ごく限られたものでした。
ユルゲン・クロップ監督の言葉が、LFCによって紹介されていますが、その中にこんなくだりがあります。
「彼にとってのスタートは、簡単なものではなかっただろう。私達は、アルベルト・モレノという素晴らしい左サイドバックに恵まれていたからね」
「彼は、辛抱強くある必要があった。彼は、チャンスが来たときのために、準備をしておく必要があったし、彼の進歩は、以来私達のチームへやって来るプレイヤー達の模範になったよ」
2017-2018シーズンの前半戦は、アンドリュー・ロバートソンにとって、まさに試練と我慢のときでした。
一時期は、メディア上で、2018年1月での移籍を志願するのではないか!という記事も出たほどです。
しかし、アンドリュー・ロバートソンは、たゆまない努力を続けた。
それがあったからこそ、アルベルト・モレノが負傷離脱になってチャンスが巡って来るや、すぐさま好パフォーマンスを発揮することが出来たのは、間違いないと思います。
待っても、待っても、スタメンになれない。
あるときは、ベンチに入れないこともありました。
それでもロボはがんばった。
そのことが、やがて大ブレイクへと繋がっていきます。
リバプールで、左サイドバックのポジションを確立したアンドリュー・ロバートソンは、やがてスコットランド代表のキャプテンに任命されるに至ります。
ここへ来るまでに、どれだけの努力をしたことか。
くじけないメンタリティーを維持してきたことか。
心から、アンドリュー・ロバートソンを讃えたいと思います。
これからも長くリバプールでのプレイを誓ったロボ。
その未来が、さらに輝かしいものとなりますように。