
Hugo Ekitike
リバプール入りが濃厚と見られるウーゴ・エキティケ。
現地時間火曜日には飛行機でイングランドへ入りメディカルに臨むと見られています。
まだ若い選手ではあるもののエキティケの場合には周りを生かすプレーもできることが特徴のひとつかと思います。
そんな彼のことについて、プロスカウトでありアナリストのウミル・イルファン氏は、リバプールにとって良い補強になるだろうとの見解を述べています。
同氏がBBCラジオ・マージーサイドで語ったもので、例えばモハメド・サラーのためにチャンスを創り出すこともできるという見方をしていました。
ここでは、同氏が述べたことの骨子について私なりにまとめてみたいと思います。
リバプールにとっては、最終的にエキティケを獲得する方が、全体としてより長期的に見て良い補強になる可能性があります。
どちらか一方を獲るという形になっていましたが、いずれにせよ印象的な補強になることは間違いないでしょう。
エキティケは非常に印象的な選手です。
まだ成長の余地があるのは非常に楽しみなことですし、彼が提供できる最大のポイントのひとつは、周囲の選手たちと非常に補完的な関係を築けるという点です。
私は常に、選手を獲得する際に最も重要なのはその点だと思っています。リバプールには、最大限に活かしたいサラーがいます。
彼には多く守備をさせたくないですよね。
フロリアン・ヴィルツやエキティケは、どちらも非常に優れたプレスをかける選手です。
ただ、それは守備面だけではありません。
ボールを持った時のエキティケは、うまく下がって中盤と連携し、まるでフィルミーノのようにプレーを組み立てることができるのです。それによって、サラーやヴィルツのような選手が内側に入り、より高い位置で中央から攻撃することが可能になります。
さらに彼は、優れたパスレンジを持っており、背後に走り込む意欲もあります。
それは他の選手が中へ入るためであったり、中盤にスペースを作り出すためだったりするのです。
彼は基本的には非常に自己犠牲的な選手で、サラーのプレーを引き立てる存在になると思います。
ただし、ボックス内ではかなりセルフィーな一面を持っており、数多くのシュートを打つタイプでもあります。
周囲を活かすために自己犠牲を払える。
その一方で、ボックス内に入り込めばセルフィーになる。
これはおそらく良い意味で言っているのだと思います。
ストライカーであれば、敵陣でボックス内に入ればまず狙うのはシュート!
譲り合って上手くいかないケースもありますが、ボックス内、特に相手ゴール前近辺ならば自分が決める!という意気を持つことは重要だと思うのです。
さて、エキティケが晴れてリバプールのユニフォームを着る瞬間はいつになるのでしょうか。