プレミアリーグ第8節のレスター戦は、劇的な結末が待っていました。
1-1のスコアで、時計の針は90分を経過。
表示された追加タイムは4分でしたが、終了直前にサディオ・マネがPKを獲得し、ジェイムズ・ミルナーがしっかりと決めています。
90+5分のことでした。
あの状況で、完璧なシュートを蹴れるジェイムズ・ミルナーのメンタルは、どこまで強いのか!と、私は感じたものでした。
そのジェイムズ・ミルナーについて、かつてリバプールで活躍をしたエミール・ヘスキーが語っています。
ジェイムズ・ミルナーとエミール・ヘスキーは、アストン・ヴィラでチームメイトだった時期があるのですね。
ヘスキーは、ミルナーは何者にも脅かされないと、そのメンタリティーを讃えつつ、常に自分の躯をしっかりと整えておく努力が、長いキャリアへと繋がっているという趣旨の話をしています。
これは、ヘスキーがLiverpoolfc.comへ寄せて語っているもので、この場ではその一部分を私なりにまとめてみたいと思います。
彼は、ヴィラでも私達のPKを担当していたよ。
実に上手いし、練習によるものだね。
彼は、自身が望むものを知っており、何をしたいかが分かっているんだ。
とても落ち着いているし、自信に満ちているよ。
何者も、彼を脅かすことは出来ない。
彼は、トレーニングをして、トレーニングの後には、またトレーニングさ。
それこそが、ジェイムズ・ミルナーたる由縁だね。
彼は、大きな存在だ。
ピッチ上でのリーダーであるだけではなく、ピッチの外でも実によくやっているよ。
若い頃から沢山の試合でプレイをし、彼は素晴らしく進化した。
私が初めてヴィラへ行ったときには、彼はウィンガーだったよ。
そして、セントラル・ミッドフィールダーとして進化し、今ではオールラウンドプレイヤーだ。
彼は、一年を通じてずっと自分の躯を見て来た選手でもある。
だから、彼が望むならば、まだ数年はやれるだろうと、私は思うよ。
自分の躯をしっかりと見ていけば、長くやって行けるということを彼は示しているんだ。
怪我に強いプレイヤーとか、タフなプレイヤーというものがいるものです。
ジェイムズ・ミルナーは、文字通りのタフガイ。
ただ、そこには一年を通じて節制し、躯を鍛えるという地道な努力があってのことなのですね。
その繰り返しであり、積み重ねの結晶だと言ってもいいでしょう。
さて、ジェイムズ・ミルナーとリバプールとの間における契約は、徐々に残りが少なくなってきました。
今後、どうするのか。
その趨勢を見守ってみたいと思います。
私は、まだまだリバプールには、ジェイムズ・ミルナーの存在が必要だと考える一人です。