もう結構、以前のことになりますが、私はエムレ・チャンに関して、最終ラインで起用される可能性もあるのではないかということを書かせていただきました。
その大きな理由として、どう考えてもコンスタントに出場したいと望むなら、中盤だと競争率が高すぎるからです。
ひとつ考え得ることといえば、ヘンダーソンあるいはミルナーを上がり目で起用し、チャンにアンカーを任せるという陣形でしょうか。
前線のポジション争いも、非常に厳しいものがありますが、前述したような形、あるいはヘンダーソンかミルナー、いずれかが欠けた試合の場合には、チャンにも生きる道が見えてくるような気がします。
さて、エムレ・チャン自身は、どう考えているのか?というと、「ポジションは監督が決めるもの」としつつも、自分としては中盤でやりたい!と明言しています。
(EC)
まず、一番重要なことは、リバプールのために試合に関わることだよ。
それが、とにかく第一だね。
中盤での役割を果たせたらいいなとは思っているよ。
もちろん、誰がどこでプレイするかは、監督が決めることだけどね。
ぼくがどこで起用されるかは、もうすぐ分かることだよ。
監督次第だけど、ぼくとしては、中盤でやりたいね!
おそらく、トレーニングの中で、エムレ・チャン自身が、もうある程度、監督の考えは分かっていることでしょう。
チャンにとって、間接的に影響を与えるのは、前述もしましたが、ヘンダーソンとミルナーの位置関係だと、私は思っています。
重鎮の二人が、中盤の底に近い位置でプレイすることが常態となるのか?
それとも、もっと高い位置に置くのか?で、チャンの出場機会は、大きく変わってくるのではないでしょうか。
中盤の底は、リバプールにとって、最も重要な鍵を握っていると、私としては考えているので、もしエムレ・チャンがその役割を果たすならば、今シーズンの命運を握るキーマンになる可能性もありそうです。