昨年の夏、リバプールへやって来て、大器と呼ばれるエムレ・チャン。
昨シーズンを通してみると、ディフェンシブな役割を担った試合のほうが多かったと思います。
それだけ、リバプールのディフェンスラインが安定しなかったことも一因かと思いますが、それをこなすだけの柔軟性をチャンが持っていた・・・ということでもありましょう。
新しいシーズン、ファンがチャンにかける期待は大きいものがあり、時に、ネクスト・ジェラードと呼ばれることもありますが、本人としては、キャプテンと比較されることは、おこがましいよ・・・と、謙虚に自分を見つめるコメントを発しています。
(EC)
ぼくが、スティーブン・ジェラードと比較されるなんて、おこがましいことだよ。
その見方は、間違っているね。
彼は、多くのことを成し遂げた偉大なプレイヤーだ。
ぼくは、これから何年もかけて、やっていく必要があるんだ。
彼のパフォーマンスに、ぼくは、最大級のリスペクトを抱いているよ。
ぼくは、自分の道を行くし、エムレ・チャンでありたいね。
大人の風格があるチャンですが、まだまだ若者。
リバプールの偉大なるレジェンド、スティーブン・ジェラードの役割を求められても、実際、重荷になることでしょう。
おそらく、エムレ・チャンは、新しいシーズンにおいて、厳しいポジション争いに直面することと思います。
ジェラードと比較される前に、まずは、チーム内でのレースに挑まなければなりません。
そういった意味で、チャンは、しっかり自分というものを直視できていると感じます。
今後の補強が、どうなっていくか?
それによっても、チャンの置かれる状況は、変化するとは思いますが、いい意味で、チーム内にライバル関係を築き、切磋琢磨して、真に強いリバプールをつくりあげてほしいものです。