今さっき、ウェンブリーでのFAカップ準決勝、アストン・ヴィラ戦が終了しました。
2-1で、リバプール敗戦。
レッズのFAカップが終わりを告げました。
30分にコウチーニョのゴールで先制するものの、決して楽観できないと思っていた方々が多かったのではないでしょうか。
まず、前線を担当するプレイヤー達のボールタッチ数が、非常に少ないのが気になりましたね。
リードはしても、決してリバプールペースではなかったと思います。
そして、36分には追いつかれ。
結果的に、54分にも失点し、そのまま試合終了を迎えるわけですが、多くの、いやほとんどすべてのリバプールファンが夢見ていた決勝の舞台が消えてしまったことは、まさに痛恨の敗戦といえるでしょう。
今日、この時点で何かがあるとは思いませんが、プレミアリーグの残り6試合を、もしも良くない内容で送ってしまった場合、重要な要素になるシーンがあったと思います。
それは、セカンドハーフ開始早々のシステム変更。
いわゆる4バックにし、中盤の配置も変更してきたわけですが、この大胆とも言える采配は、成功していたら英断と喝采されたことでしょう。
しかし、結果的には敗れてしまった。
鍵になるのは、78分になってジョー・アレンに替えてグレン・ジョンソンを投入した考え方だと捉えています。
それをするなら、セカンドハーフの冒頭からではなかったか?と思うし、後々指摘されることになるかもしれません。
もう一つ苦しかった点は、ベンチで控えるメンバー達の顔ぶれでしょうか。
個々のプレイヤーが良くないのではなく、流れを変えられるタイプがいなかった。
よくない展開になったとき、このメンバーではパワープレイに頼るしかないと感じたし、結果的にそのシナリオになってしまったことは残念です。
個々人を責めるつもりは、まったくありません。
全体、90分間を通じて、とにかく前線へのボール供給、キープが出来なかった。
とはいえ、やはりスターリングは、フィニッシュの精度や打ち方をもう少し改善しないと、他の部分でがんばっているのに勿体ない。
前述しましたが、今日の大きなポイントは、セカンドハーフ冒頭のシステム及びプレイヤー交代をどう考えるか?というところに帰結すると思います。
このことが、今後にどう影響するのか?
それとも、特段の影響はないのか?
その答えは、プレミアでの残り6試合にかかっていると言ってよさそうです。
それにしても、試合終了のホイッスルが鳴る前に、スタジアムを後にするリバプールファンが多くいたこと。
この現実が、今日の試合を物語っていたように思えてしまいます。