プレミアリーグは、世界で最もエキサイティングなリーグだと思いますし、そのことは多くの人々が認めるところだと思います。
ただ、本当に残念なことにレフリーのジャッジや態度によって後味の悪い試合になることも珍しくありません。
レフリーといえば、今のイングランドで話題になっているのはデイビット・クート氏。
このクートがリバプールの試合をジャッジした際に、ユルゲン・クロップ監督に対して傲慢な態度で侮辱発言をしていたことが問題視されています。
クートの態度や発言を収録した動画がSNSで拡散をされており、さすがに無視することは出来なくなったようです。
BBCが報じています。
その映像には、非常に汚い言葉でクロップさんを罵る発言があったそうで、FAはその問題を認識していると声明を出しています。
侮辱の中には、クロップさんの国籍(ドイツ)に関することも含まれており、これは看過出来ないという判断かと思います。
クートは既に、徹底的な調査が行われるまで出場停止にされることがPGMOLから言い渡されているとのこと。
また、今週に行われる国際試合のジャッジをすることも出来ない措置が取られています。
態度の悪さもそうですが、クートが発した言葉の内容にFAは注目しているといいます。
FAの規則では、国籍に関する発言は特に留意すべきポイントとなっているそうで、これはある意味人種による差別を招きかねませんからね。
ビデオの撮影に関する詳細は明らかになっていないそうですが、PGMOLの調査において本物として扱われているとのこと。
クートは、プレミアリーグでも経験豊富なレフリーであり、2018年からトップリーグのジャッジを担当して来ました。
今回の件についてBBCが見解を示しており、この事態が起こったのは2020年7月に行われたリバプール対バーンリー戦のことで、この試合は1-1のドローに終わっています。
試合終盤、リバプールの選手に対してバーンリーの選手がチャレンジに行った際、その行為をファールにしなかったことでクロップ監督が抗議。
その後クートがクロップさんを貶める態度を取り侮辱する言葉を吐いていたといいます。
PGMOLは、捜査が完了するまでこの件についてはこれ以上発言しないという姿勢だといいますが、あまりに不祥事が多く、しっかりと説明責任を果たしてほしいと私は思います。
プレミアリーグをより素晴らしいものにするためにも、こういった問題を曖昧に処理してはいけませんね。