これまで長くリバプールのキャプテンを務めて来たジョーダン・ヘンダーソンを失ったばかりですが、ファビーニョが違うユニフォームを着る時も目前に迫っているようです。
各種情報からすると、ファビーニョはアル・イテハドに加入するためのメディカルチェックが完了し、無事にパスしたとされています。
その姿が中東で目撃されてもいますので、リバプールファンにとっては複雑な心境ですが、新シーズンにはファビーニョはいないということを前提にチームづくりをすることになりますね。
ファビーニョといえば、モナコからリバプールへやって来た最初のシーズンのことが思い出されます。
なかなか起用してもらえず、ベンチ外になった試合さえありました。
あの年、ファビーニョのインタビューを見たのですが、やはり難しい時期だったようです。
当時のファビーニョは、例えばブラジル代表では右サイドバックで起用されることが多く、リバプールでも複数のポジションをこなすのかな?と思っていたのですが、ユルゲン・クロップ監督は、あくまでアンカーにこだわりましたね。
結果的にファビーニョは、リバプール不動のアンカーになって行きました。
ヘンドもそうでしたが、不遇であっても腐らずに努力をした結果が花開いた話だと思います。
また、私なりにファビーニョのことで忘れられないのは、リバプールがセンターバックの危機に襲われたとき、ファビーニョがセンターバックの役割までこなしてくれたことです。
特に印象に残っているのは、チャンピオンズリーグのノックアウトラウンドでバイエルンと対戦をした時のことです。
リバプールには、シニアのセンターバックがいない!
どうする!と思っていたのですが、ファビーニョがセンターバックに入り、見事にバイエルンの攻撃陣を封じ込めました。
思い出話は尽きることがありません。
今度ファビーニョのことを書く機会があるとすれば、それは公式発表があった時になりそうです。
家族と幸せに、フレンチ・ブルドッグともハッピーに。
ファビーニョの旅立ちにあたって。