この夏における新戦力として、モナコからやって来たファビーニョですが、いまだリバプールでの公式戦デビューは飾っていませんね。
私としては、急がせていないのだろう・・・と思っておりましたし、ふと昨シーズンのアンドリュー・ロバートソンを思い出していたことも確かです。
ユルゲン・クロップ監督という人は、たとえ途中からでも、良いパフォーマンスを示せば、レギュラーに据えることを厭わない面を持っていると思うのです。
さて、ファビーニョですが、開幕戦となったウェストハム戦では、ベンチ入りはしたものの出場機会はなし。
第2節のクリスタルパレス戦では、メンバー外でした。
そのことについて、ユルゲン・クロップ監督が、理由を説明したそうで、LFCも公式に取り上げています。
ここでは、その骨子をまとめ、ごく一部ですがご紹介をしたいと思います。
簡潔に申しますと、ファビーニョのリバプールデビューが遅れているのは、怪我などの問題ではないそうです。
ユルゲン・クロップ監督の言葉をあえて直訳に近く読み解きますと、「ポジションへの理解度」を課題にしているとのこと。
何もファビーニョの理解度が劣っていると言っているわけではなく、これまで彼が慣れ親しんできたフットボールとは、随分と異なることから、それにフィットするために、日々改善を進めており、大きなステップを踏んでいると、ユルゲン・クロップ監督は語っていました。
また、ロボのことに触れましたが、ユルゲン・クロップ監督は、ロボのことを例えとして出し、最初の数ヶ月は出番がなかったが、素晴らしいパフォーマンスを発揮したことも引き合いに出しておりました。
「プレイヤーのポジションに関する認識だね。さらに言えば、他に起用可能な誰かがいないかということだ」
「彼が、慣れ親しんで来たフットボールとは異なるからね。しかし、彼は改善のために大きなステップを踏んでいるよ」
「私は、その様子を各セッションで見ることができるし、実にいいね!」
私なりに、ごくごくかいつまんでまとめますと、中盤のやり繰りが厳しければ、初戦からファビーニョを起用した。
しかし、他に起用できる良いプレイヤーがいた。
ファビーニョは、良くなってきており、これからが楽しみだ。
こんな感じでしょうか。
怪我ではないということなので、あとは、リバプールのやり方に溶け込んでいけるかという部分ですね。
それを考えると、本日開催のブライトン戦で、ファビーニョがメンバー入りをするか?は、かなり注目に値するように思います。
ユルゲン・クロップ監督としては、まだシーズンは始まったばかりだし、急がせる必要はないという考えでいるのかもしれません。