この夏、モナコからリバプールへとやって来たファビーニョ。
右サイドバックでのプレイも可能ですが、リバプールでは基本的にアンカーのポジションを担当するものと思われます。
リバプールにとって大きかったのは、このファビーニョが、プレシーズンの初日からチームに合流できたことではないでしょうか。
同様のことは、ナビ・ケイタにも言えますが、ワールドカップイヤーということで、なかなか主力が揃わないチームもある中で、リバプールは比較的恵まれていたほうだと思います。
さて、ファビーニョですが、プレシーズンの終盤のこと、フィジカルに若干の問題が生じ、スキャンを実施しています。
そちらの怪我は、シリアスなものではないことが分かっていますが、怪我とは別に病気にかかってしまったとされていますね。
プレミアリーグの開幕戦については、何とかベンチ入りはすることができた。
そんな状況だったと思います。
ファビーニョに係る期待は大きなものがありますが、では、どのタイミングでプレミアリーグデビューをさせるか!?という課題がありますね。
なるべく早くデビューをさせ、フィット感を得させていきたいという考えは、首脳陣も持っていると思います。
ひとつには、体調が万全となり、何ら憂いがなくなっていることが必須でありましょう。
今、無理をさせる時期ではないと思います。
それを踏まえた上で、プレミアリーグ開幕戦のウェストハム戦を思い出すと、中盤は、ジョルジニオ・ワイナルドゥム、ジェイムズ・ミルナー、ナビ・ケイタの組合せでした。
この3枚が、スムーズに機能した。
あえて、次節のクリスタルパレス戦で、この組合せをいじる必要があるのか?という部分も一考の余地ありかと思います。
たとえば、ウェストハム戦と同じメンバーでスタートして、セカンドハーフの途中から、ファビーニョを投入するというパターンも想定できそうです。
ウェストハム戦からクリスタルパレス戦までには、一週間以上の時間的余裕があり、あとはメルウッドでのトレーニングの中で、ファビーニョが、どんなアピールを見せるかですね。
ナビ・ケイタもそうですが、ファビーニョにとっても、プレミアリーグ初挑戦となります。
良い形で、試合に入らせてあげたいですね。
このへんは、ユルゲン・クロップ監督の考え、采配に注目したいと思います。