フラムからリバプールへとやって来たファビオ・カルヴァーリョですが、非常に才能に恵まれたプレイヤーであり、レッズは2つの移籍市場をまたぐ形でアンフィールドへ連れて来たものでした。
ただ、昨シーズンの前半にはチャンスがあったものの、後半になるとすっかり起用されない状態が続いていたのも事実で、今シーズンはドイツのライプツィヒへローンで出ています。
シーズンローンをポジティブに捉えるならば、出場機会を確保し、より経験を積んでリバプールへ帰って来るという流れがあるわけですが、ライプツィヒのファビオ・カルヴァーリョは苦労していますね。
ライプツィヒは、ここまでブンデスリーガで4試合を行っていますが、ファビオ・カルヴァーリョがピッチに立ったのは2試合。
ただ、2試合とは言ってもプレイ時間合計は32分間に留まっています。
この少なさを私は心配していたのですが、ジャーナリストのクリスティアン・フォーク氏も同様の危惧を抱いていたようです。
同氏は、ファビオ・カルヴァーリョについて見解を示しており、彼のポジションだと通常はダニ・オルモがレギュラーとしてプレイをしているといいます。
その彼が怪我をしても、ファビオ・カルヴァーリョにはポジション争いがあり、なかなか出番が巡って来ないと。
ただ、フォーク氏は、ポジティブな見方も示した上でコラムを閉じています。
今後のライプツィヒは試合が増えて来ることから、ファビオ・カルヴァーリョが起用されて来るだろうと。
ローンの場合には、その条件として「最低何試合の出場を確保すること」のような条項を入れるケースがありますが、これがよく使われるのはイングランドの2部などへローンで出す場合ですね。
ライプツィヒとのローン契約の中には、おそらくそれがないのだろうと愚考します。
もう少し、ファビオ・カルヴァーリョの状況を見る必要があるものの、もし今後も出場機会が得られないならば、リバプールのU23チームで試合に出させるとか、何らかの対処を考えた方がよいと私は思うのですが。
ブンデスリーガは、まだ先が長いという見方をする必要もあるのかもしれません。
いずれにしても、ハーヴェイ・エリオットがローンで逞しくなったように、ファビオ・カルヴァーリョにも堂々とリバプールへ帰って来てほしいと1人のファンとして私が願うことです。