ユーロ2016フランス大会、グループBの最終節、3試合目では、スロバキアとイングランドが対戦しました。
4チームともに順位が確定していないという混沌とした状況の中、この試合はスコアレスドローに終わっています。
リバプールからは、イングランド代表として、ナサニエル・クライン、ジョーダン・ヘンダーソン、アダム・ララーナそしてダニエル・スタリッジが先発出場。
マルティン・シュクルテルは、スロバキアのキャプテンとして、先発フル出場を果たしています。
イングランドとしては、グループ首位で勝ち上がりたかったのは事実でしょうが、目標は決勝トーナメント進出ではないはずで、これからコンディションをあげていけば良いことだと思います。
ゆえに、私としては、ドローには終わったものの、さほど批判されるべきものでもないように考えております。
一方、スロバキアですが、戦前からシュクルテルは、「イングランドからクリーンシートを達成したい!」と、意欲を示しており、その目標は達成したことになります。
既にお伝えしましたように、グループBのもう一試合、ロシア対ウェールズ戦では、ウェールズが完勝したため、グループBの最終順位は、次のように決まりました。
1位 ウェールズ
2位 イングランド
3位 スロバキア
4位 ロシア
よって、ウェールズとイングランドは、決勝トーナメント進出が決定。
また、今大会では、3位のチームにも決勝トーナメント進出枠が設けられているため、スロバキアも他グループの結果如何によっては、生き残る可能性を残しています。
イングランドの試合内容等々については、多々意見もあることと思います。
ただ、私としては、リバプールから出場したプレイヤー達は、決して悪くなかったと思っています。
欲を言えば、ここにジェイムズ・ミルナーが加わっていたら、もっと展開がスムーズになっていたかも・・・。
やはり、同じクラブで釜の飯を食っている仲間達は、連携がばっちり!ですからね。
前述もしましたが、イングランドの今大会での目標は、グループリーグを突破することではないはずです。
限りなく優勝に近い結果を欲していることでしょう。
だとすれば、チームのピーキングを今後に持ってくるように調整しているかもしれません。
良い方向に考えれば、尻上がりに調子をあげていくことこそ、成功への道かと。
あとは、何より、ロイ・ホジソンの采配、メンバー起用の手腕にかかってくるかと、私としては思っています。
決勝トーナメントでも、イングランドの試合を観られることだし、その答えは、この眼でしっかり確かめたいと思うところです。