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備え続けた男 フレディ・ウッドマンが示す“第3キーパー”の真価

Freddie Woodman, who came on at the drop of a hat for Everton, said the importance of the third goalkeeper's role was becoming apparent.

リバプールに居並ぶスター達。
そんな中にあって28番の彼は、決して目立つ存在ではありませんでした。

しかし、今ここで私には彼のことを書いておく必要があると感じたのです。

波乱含みのマージーサイドダービーで、突然出番が巡って来たフレディ・ウッドマンのことを。

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アリソン、そしてジョルジ・ママルダシュビリ。
リバプールのゴールマウスを守るべき存在が相次いで負傷するという、決して望まれない状況の中で、いま頼るべき存在はウッドマンただ一人となりました。

華やかな存在ではない。
しかし、フットボールにおいて本当に価値のあるものは、こうした「備え続けた者」にこそ宿るのではないでしょうか。

彼は第3キーパーという役割について、「思っていた以上に重要だった」と語っています。
試合に出る機会は限られ、日々の大半はピッチの外にある。
それでも彼は、仲間の練習を支えながら、自らの準備を怠ることはありませんでした。

ウッドマンは、こうも言っていました。

「第3GKという役割は、実際にやってみると、自分が思っていた以上に重要なんだ」

「チームメイトとの関係を築くことも大切だ。たとえばドム(ソボスライ)が追加でフリーキック練習をしたいなら、自分はそれを手伝いたいし、モー(サラー)がシュート練習をしたいなら、そこにいたいと思う」

彼が影でチームメイトのために貢献していることは、過日アンディ・ロバートソンも讃えていました。
素晴らしい人物だと。

そして、その積み重ねが意味を持つ瞬間が訪れます。

「ピッチに入ると、この8か月間、毎日この瞬間のために努力してきたことを思い出すんだ。呼ばれたときには、信頼できる存在でありたいと思う。」

その言葉には、出場機会の多寡では測れないプロフェッショナルとしての矜持が滲んでいます。

マージーサイドダービーという特別な舞台。
途中出場という難しい状況の中で、彼は自らの準備を信じ、役割を果たしました。

「正直、まずは試合を無事に終えられてホッとしたけど、あの形で勝てたのは本当に素晴らしかった。あの(フィルジル・ファン・ダイクの100分のヘディングでの)決勝点は信じられないものだったね」

この言葉にあるのは、自分自身への安堵と、チームの勝利への純粋な喜びです。
主役である必要はない。
しかし、必要とされたときに応える存在であること。
それこそが、彼の価値であり誇りなのだと思います。

リバプールというクラブは、スターだけで成り立っているわけではありません。
むしろ、こうした見えにくい献身によって支えられているチームです。

フレディ・ウッドマン。
その名が大きく語られることは多くないかもしれません。

それでも今この瞬間、彼は間違いなくリバプールを支える存在です。

そして残りの試合。
彼に託される意味は、決して小さくありません。

  • B!