ブライトン戦でのリバプールですが、キックオフ直後に、そのフォーメーションを見たとき、普段とは違う陣形だと分かりました。
まず、トレント・アレクサンダー=アーノルドとアンドリュー・ロバートソンが、両サイドでかなり高い位置をキープしており、ジョルジニオ・ワイナルドゥムが深い位置にいることが目に付きましたね。
ジニにとっては、初めての経験となる役割だったそうです。
ある意味、デヤン・ロブレンとエムレ・チャン、そこにジニが加わる3バックだったと言ってもいいかもしれません。
リバプールは、ジョエル・マティプを負傷で欠き、ラグナル・クラヴァンも体調不良で万全の状態ではありませんでした。
さらに、ジョー・ゴメスも体調を崩すという事態に。
おそらく、ユルゲン・クロップ監督としては、ラグナル・クラヴァンとジョー・ゴメスの体調を見てきた中で、ぎりぎりでの選択だったことと思います。
ジニは、初めての経験となる役割について、特に「ファーストハーフは難しかった」と、率直な感想を述べています。
でも、しっかりと90分間、やりきりましたね。
ジニの言葉については、Sky Sportsが伝えており、この場では、その一部を私なりにまとめてみたいと思います。
(Georginio Wijnaldum)
監督は、オプションを使い果たしていた。
そこで、ぼくとエムレを採用したんだ。
ファーストハーフは、とても大変だったよ。
ぼくは、どんな風にやったらいいのかを知らなかったからね。
ぼくは、違うポジションでのプレイヤーだし、ディフェンスをやったことがなかったんだ。
難しかったよ。特にファーストハーフはね。
ぼくは、まったくやったことがないからさ。
でも、病人も出ていたし、監督はオプションを使い果たしていたんだ。
だから、ぼくとエムレが、そこでプレイをすることになったというわけだよ。
エムレの場合は、ぼくとはちょっと違っていたかもしれないね。
彼は、以前やった経験があるからさ。
ぼくにとっては、いつスペースを消せばよいか!などが分からなかったから、難しかったんだ。
センターバックに関しては、ジョエル・マティプの離脱は前日には明確になっていましたが、ラグナル・クラヴァンは体調の回復次第という微妙さを含んでいました。
さらに、ジョー・ゴメスまで風邪をひいてしまうという緊急事態に・・・。
ユルゲン・クロップ監督やコーチ陣としては、時間がない中での決断だったことでしょう。
しかし、ジニもエムレも、よくやってくれたと、私は思います。
そういった意味も含めて、貴重な勝ち点3ですね。
ただ、今後のスケジュールを考えると、12月は多くの試合が待っており、FAカップも今後入ってきます。
やはり、リバプールのディフェンス陣については、1月で層を厚くする必要がある。
そのように愚考するところです。
ジニは、迷いながらのプレイだったかもしれません。
しかし、立派にやり遂げたのですから、気持ちも晴れたことでしょう。
良い経験だと、捉えてあげたいですね。