リバプールの歴史をつくった男の一人と言ってもいいでしょう。
ケビン・キーガン。
今日、2月14日は、ケビン・キーガンの誕生日です。
ハッピー・バースデー!
ケビン・キーガンが生まれたのは、1951年のことですので、66歳に。
いつまでも元気でいてほしいと、心から願っています。
リバプールにとって、特別なナンバーといえば7番ですが、ケビン・キーガンも7番を背負った代表格。
小柄ながらも、ピッチ上を縦横無尽に走り回るスタミナあふれる姿から、マイティー・マウスというニックネームも付けられました。
当時のイングランド・フットボールですが、リバプールはちょっと違っていましたが、いわゆるハイボールをゴール前に放り込み、9番が押し込むというスタイルが、まだ続いていた時代だったと思います。
そんな中、ケビン・キーガンのプレイスタイルには、大陸の香りが漂っていました。
私は、当時のケビン・キーガンを思い出すとき、同時代に活躍したデンマークの小さな巨人、アラン・シモンセンをよく思い出します。
2人共に、妙に符合する部分があったのです。
小柄、テクニシャン、ゲームメイクも出来ればゴールも奪える。
そして、ワールドカップと縁がなかったことも・・・。
ケビン・キーガンがイングランド代表にいた時期は、いわば過渡期にあり、プレイスタイルを変更するか否か?において、迷いがあったかと思います。
さらに、ワールドカップ予選で、続けてイタリアと同組になったことも不運だった。
ケビン・キーガンが、ようやくワールドカップの出場権を得たときには、既にピークを過ぎており、しかも本大会時に怪我を負ってしまうという不運も重なっています。
それでも、クラブレベルでの活躍、功績は素晴らしく、リバプールにおいて3回のリーグ制覇を成し遂げており、ハンブルガーSV時代には、2年連続のバロンドール受賞をも果たしています。
リバプール伝統の7番。
その代名詞の一人がケビン・キーガン。
多くのコップから愛された小さな巨人でした。