今から37年前の今日、1985年5月29日。
あまりにも悲しい出来事が起こってしまいました。
人々は、それを『ヘイゼルの悲劇』と呼びます。
これは、事故というよりも事件だと言ったほうが正しいのかもしれません。
とても辛いことですが。
ヘイゼルの悲劇は、ベルギーのヘイゼルスタジアムで開催されたUEFAチャンピオンズカップ決勝、リバプール対ユベントス戦の際に起きてしまったものです。
試合の開催に当たり、両チームのサポーター間に混乱が発生し、39人の尊い命が犠牲となり、負傷者は400人を超えるという惨劇に。
あまりに悲しい出来事であり、あってはならないことでもありました。
これは、フットボール史に残る悲劇であり大惨事でした。
まずここに、お亡くなりになった方々へ哀悼の意を表します。
Sir Kenny Dalglish has laid a wreath before kick-off in memory of the 39 football fans who lost their lives at Heysel Stadium in Belgium, ahead of tomorrow’s 37th anniversary. pic.twitter.com/r1XZqsFYgg
— Liverpool FC (@LFC) May 28, 2022
こうした悲劇は、もう2度と起こってほしくない。
ただ、ヘイゼルの悲劇を歴史から抹消することは出来ません。
大切なことは、この事件を教訓として、より安全にフットボールを観戦できる仕組みをつくり、そういう意識を皆で共有することだと思います。
いかに安心してスタジアムへ足を運べるか。
お年寄りからお子さんまでもが、安全に試合を楽しめるか。
その環境をつくり、熟成させて行くことが、私達に課された責務だとも思います。
こういった節目の日に、皆で考え、よりよい在り方を真摯に考えて行く。
それが大切なのだと思います。
ここから私達が何を学び、将来にどう生かしていくか。
それが問われているのだと思うし、この節目にあたり、今一度皆でよく考えてみることが大切ですね。
今日、この日にあたり、犠牲になった方々の御冥福を重ねてお祈り申し上げます。
黙祷