ヨーロッパリーグ準々決勝セカンドレグ、リバプール対ドルトムント戦は、現地時間4月14日木曜日にアンフィールドで開催されます。
翌日、4月15日は、ヒルズボロの悲劇からの27周年にあたる日となります。
リバプールはUEFAに黙祷を行いたい旨を申込み、それが承認された模様です。
おそらく、当日のアンフィールドは、リバプール、ドルトムントサポーターによるYou'll Never Walk Alone'の合唱からはじまり、キックオフ前に黙祷が行われるものと思われます。
さらに、少し前にお伝えしたように、ドルトムントサポーターも独自に哀悼の意を表する準備をしてくれているようなので、感動的な一夜になりそうです。
ヒルズボロの悲劇について、今一度振り返ってみると、事故が起きたのは、1989年4月15日のこと。
イングランド・シェフィールドのヒルズボロ・スタジアムで開催されたFAカップ準決勝、リバプール対ノッティンガム・フォレスト戦において、ゴール裏の立ち見席が崩れ落ち、96名の方々がお亡くなりになりました。
中には子供さんも含まれており、スティーブン・ジェラードの従兄弟も犠牲者の一人になっています。
この事故を契機に、スタジアムの安全策が真剣に見直されることになっていきます。
ヒルズボロの悲劇からは、本来楽しみであるはずのフットボールを安全に観戦できるようにとの教訓が生まれました。
くしくも、このヒルズボロの悲劇が起きた日の前日に開催されるリバプール対ドルトムント戦。
リバプールとしては負けられませんね。
また、それを超えて、両チームが激しくもフェアなプレイで、最高の試合をしてほしいと、心から望みます。
リバプール対ドルトムント。
最高の舞台になりそうな予感がします。