プレイヤー

自分のことをゴールを決めるだけのストライカーだとは定義したくないと語ったウーゴ・エキティケ(インタビューその2)

Hugo Ekitike

リバプールで更なる飛躍を目指すウーゴ・エキティケ。
ブンデスリーガで評価を高めたエキティケは、リバプールへの移籍に関して、次のステップへ進む最適な時期だったと語っていました。

今回の加入にあたりLFCがインタビューを行っており、既に取り上げさせていただきましたが、今回はその続き、2回目となります。
質問に対しエキティケは何を語ったのか?
楽しんでいただければと思います。

Q: アイントラハト・フランクフルトでの17か月は素晴らしい時間だったね。当初はローン移籍で、その後に完全移籍になったわけだけど、当時における君のキャリアにぴったりのクラブだったように見えていたかな?

本当に彼らには感謝しているよ。
自分を表現することができたし、家族のような存在や素晴らしい人々と出会えたんだ。
彼らは時間をかけて、僕に対してとても辛抱強く接してくれたよ。
ピッチの上でミスもしたけど、その中で成長できたんだ。
それが最高の学び方だと思うし、より良いフットボーラーとして人間として成長することに繋がった。
双方の意味で自分が成長できたと思っているよ。
心から感謝しているし、彼らはこれからもずっと僕の心の中にある。

Q: サポーターたちは、君のゴールやプレースタイルの動画を見て興奮しているよ。ストリートサッカー選手的な要素はどこからきているのだろう?

たぶん、まさにストリートから来ているのだと思うよ!
いつも学校の友達と外でボールを蹴っていたし、映像もたくさん見てきたんだ。
僕の好きな選手は、足元でボールを扱って、テクニックを見せてくれるようなタイプだよ。
だから僕自身もいつもボールを持ってプレーすることが好きだし、相手に向かって仕掛けたり、スキルを使ったりするのが僕のスタイルなんだ。

Q: 新監督はアルネ・スロットだ。リバプールが自分にとって正しいクラブだと確信する上で、彼との最初の会話はどれほど重要だったかな?

最初の会話はとても良いものだったよ。
監督はとても人間味のある人だから、フットボールの話だけではなく、いろいろなことを話せたよ。
彼の人柄にとても興味を持ったし、この監督となら何ができるかを考えたときに、とてもワクワクしたよ。
彼は本当に素晴らしい人で、僕はもっと成長できる、進化できると感じたね。
だからこそ、彼の存在がこのクラブに来たいと思わせてくれた理由のひとつさ。
彼は良い監督であり、何よりもまず素敵な人間だよ。

Q: 彼(スロット監督)には、優れた選手をさらに成長させてきた実績がある。それも君にとって魅力のひとつなのかな?

もちろんさ。
選手を成長させてくれる監督がいると分かれば、自分もその人の下でプレーして成長したいと思うものだよ。
自分を次のステップへと引き上げてくれると分かっているわけだからね。
より高いレベルへ行きたいのなら、それは間違いなく正しい選択だと思う。

Q: 君は多才なフォワードだけど、前線のどのポジションでも同じように快適にプレーできると感じている?

僕は監督の指示に従ってプレーするけど、そうだね何でもやることが好きだよ。
自分のことをゴールを決めるだけのストライカーだとは定義したくないんだ。
プレーをすることが好きだし、試合に関わりたい、チームとしての連携やチャンスメイクもしたいと思っているんだ。
だから、1人でプレーすることもできるし、他のストライカーと一緒にプレーすることも好きだよ。
それが僕の万能性だと思うんだ。
それに今の時代のフットボールでは、どんなスタイルにも適応できることが求められていると思しね。

エキティケの話から特に私の印象に残ったのは、自分のことをゴールを決めるだけのストライカーだとは定義したくないという発言でした。
現代のフットボールは、どんなスタイルにも適応する必要があるし、1人でも行ければコンビネーションでも行ける。
そんな選手像が求められているということでしょうか。

エキティケは、ただ単にゴールを決めるストライカーではない!
ということは、しばしば書いてまいりました。
その特性を彼自らがよく分かっているのですね。
リバプールの攻撃陣には優れたタレントが多いし、エキティケが加わることでポジティブな化学反応が起き、エキティケ自身も輝いてほしいと思います。

リバプールにはすべてを達成できるクオリティーがあると語ったエキティケ(インタビューその1)

ここまでお付き合いくださりありがとうございました。
以下、拙著のご紹介です。
お好みでKindle本、紙の本を選んでいただけますので、ぜひお手に取っていただければ幸いです。
よろしくお願いいたします。

Liverpoolを愛するファンへ捧ぐ THIS IS ANFIELD (1892文庫)

応援いただけるようでしたら(投げ銭)を『OFUSEで応援する』からお願いできれば励みになります!

  • この記事を書いた人
アバター

Toru Yoda

ただの埼玉の隠居です

Liverpoolのことを書き続けて幾年月
よろしくお願いします!
ここへ来てくださる皆様に感謝の日々

-プレイヤー
-,