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リバプールで重要性を増す南野拓実の存在

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Takumi Minamino


タキのことを書いてみたいと思います。
夏以前を振り返ってみると、南野拓実はプレシーズンの時期から好調でしたね。
以来ずっと好調を維持していると思います。

それでもプロの世界は厳しく、とりわけリバプールというチームには、サディオ・マネ、ロベルト・フィルミーノ、モハメド・サラーといった世界最高とも呼べるフロントスリーがレギュラーとして在籍しています。
さらに、そこへ入って行ったのがポルトガル代表のディオゴ・ジョタ。
タキにとって、出場するチャンスをつかむことは、非常に厳しい状況だったと思います。
ある意味、リバプールという世界最高級の攻撃陣をもつチームで、ベンチに入るだけでも素晴らしいことではないでしょうか。

それでもやはり、プロのフットボーラーである限り、出来るだけ多くの試合に出場したいという気持ちは大切です。
先日のレスター戦(カラバオカップ)では、決定的な仕事をしたタキ。
過密日程もあいまって、今後は出場機会が増えることが予想されます。

さらにリバプールにとって痛いのは、AFCON、アフリカネイションズカップが、どうも開催されそうだということ。
そうなると1月からしばらくの間、サディオ・マネ、モハメド・サラー、ナビ・ケイタが留守になります。
必然的に、タキにかかる期待は高まるばかり。
おそらく、レギュラー候補として重用されることでしょう。

サディオとモーを同時に欠くということは、将棋で言えば飛車角落ちのようなもの。
ただ、将棋とは違い、フットボールには、リバプールには出番を待っているプレイヤーがいます。
その一番手がタキだと思います。

ロベルト・フィルミーノは怪我から復帰し、先日のレスター戦では90分間のフル出場を果たしました。
ディオゴ・ジョタも決定力に優れ、ゴールゲッターぶりを発揮しています。
ここへ南野拓実が入って来る絵が見えます。

3人ともにセンターでのプレイを得意とするタイプだけに、どうやって彼等のハーモニーを醸し出すかですね。
そこは、彼等のインテリジェンスとユルゲン・クロップ監督の眼力に頼ることになります。
いずれにしても、間違いなくタキには大きなチャンスが向いて来ている。
リバプールというビッグクラブで重要性が増しているタキ。
これからの活躍が楽しみです。
プレミアリーグで最も成功した日本人プレイヤーとして、その名を刻んでほしいと思います。

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