2005年の今日、5月25日。
フットボール史を飾る名勝負が繰り広げられました。
人はそれを『イスタンブールの奇跡』と呼びます。
この試合はあまりにも有名で、それがどんなものだったかは、あえて書きませんが、この試合をきっかけに、リバプールファンになったという方々も多いのではないでしょうか。
最後まで決して諦めない。
リバプールのメンタリティーが、世界へ向けて知らしめられた一戦だったと思います。
ACミランを相手に、ファーストハーフで0-3のビハインド、逆境に陥ったリバプール。
ハーフタイムには、キャプテンのスティーブン・ジェラードが、チームメイトに声をかけて、モチベーションを高めたと伝えられています。
また、素晴らしいのは、スタンドにいるファンも諦めず、ハーフタイムにも歌い続けたこと。
プレイヤーとファンが一緒になって、勝ち取った勝利であり栄冠だったと思います。
スティーブン・ジェラードがチームメイトに対して行ったスピーチについては、キャプテンとして最高のものだった!と、後年ジブリル・シセが語っています。
くしくも、ちょうど一週間後には、チャンピオンズリーグ決勝のトッテナム戦が待っています。
リバプールが優勝すれば、イスタンブールの奇跡以来、14年ぶりとなり、6度目のヨーロッパ・チャンピオンに。
不屈の魂、逆境をはね除けるメンタリティー。
リバプールが、イングランドを代表するチームであることを改めて示すときですね。
フットボール史に、リバプールがまた新たなページを綴ることを祈って。