ナポリ戦において、5ゴール、クリーンシートでの勝利をおさめたリバプールですが、この試合が持つ意味は、単なるフレンドリーマッチと言うだけでは語れないと、私は思います。
プレミアリーグの開幕を一週間後に控え、ここまで、どれだけの調整が出来たかを試す機会だったと思うのです。
さて、リバプールですが、試合開始直後から主導権を握り、キックオフ後10分も経たないうちに、2点をリードする展開に持ち込みます。
最初の2ゴールを決めたのは、ジェイムズ・ミルナー(4分)とジョルジニオ・ワイナルドゥム(9分)。
ジニのゴールに関しては、ミルナーがアシストも決めています。
今夏のリバプールは、ナビ・ケイタとファビーニョが加わったことで、俄然中盤の層が厚くなりました。
話題も、そちらに行きがちですが、プレミアリーグ開幕を控えた試合で、既存戦力であるミルナーとジニが、数字にも残る結果を出したことは、非常にポジティブな材料になると思います。
ミルナーに関しては、既にお伝えしたとおり、怪我を負っており、そちらの状況は心配ですが、プレシーズンを通じて、常に好調を維持してきました。
また、ジニについては、フィジカルのマイナートラブルやウィルス性疾患の影響で、スタートに遅れが出たものの、しっかりとコンディションを整えてきたことが証明されましたね。
新戦力の加入も重要ですが、そのことが、こうして既存戦力のハートに火をつけることも大切なことかと思います。
おそらく、ミルナーとジニが、試合開始早々に結果を出したことで、ヘンドあたりは、すぐにでもピッチに立ちたい!と思ったように推察します。
それくらい、リバプールの戦力が充実したということで、歓迎すべきことだと思う次第です。
あとは、アダム・ララーナが戻って来てくれれば、より強力なラインアップが完成しますね。
期待したいと思います。
来年になれば、アレックス・オックスレイド=チェンバレンも戻って来られるだろうし、非常に楽しみなチームが出来上がるつつあると感じます。
一週間後には、プレミアリーグが開幕します。
実に楽しみですね。