ジェイミー・キャラガーは、ダニエル・スタリッジの元チームメイトであり、心配もしていることは過日ご紹介した記事でも明らかかと思います。
ただ、冷静に現状を直視した場合、キャラガーとしては、スタリッジがユルゲン・クロップの選ぶファーストチョイスの11人には入らないだろうとの見解を示しています。
キャラガーは、スタリッジは傑出したプレイヤーであることを改めて認めつつ、クロップがストライカーとしてのファーストチョイスには据えないだろうとの考えを持っているようです。
目前に迫ったマンチェスター・ユナイテッド戦に限って言えば、アダム・ララーナとジョルジニオ・ワイナルドゥムが欠場をする可能性もあり、キャラガーとしてはスタリッジにもチャンスはあると考えているようです。
ただし、全メンバーが揃ったとき、スタリッジが先発に入り込むことは、極めて難しいともキャラガーは語っています。
(JC)
おそらく、それはないだろう。(スタリッジの未来が今後もリバプールにあるか?との質問に対して)
すべてのプレイヤーがフィットし、ユルゲン・クロップがベストチームを組める状況になったときには、スタリッジはそこにはいないだろうね。
私としては、ダニエルは月曜日(ユナイテッド戦)にはプレイするかもしれないと思っている。
負傷者が出ているし、フィルミーノをワイドに出して、コウチーニョをセンターにまわすシーンは、スウォンジー戦でも見られたからね。
しかし、全員がフィットして行ける常態になったとき、私はダニエルが11人に入れるとは思えないんだ。
昨シーズンにあっても、同じような状況は何度となくあったし、チェルシーから素晴らしい勝利をあげたときにも、そこにはダニエルがいなかったことが、それを示していると思うよ。
ダニエルは、彼が成し遂げてきたゴール率を見れば、素晴らしいものを持っているよ。
世界のどのチームでもやっていけることだろう。
しかし、ユルゲンが求めているのは、単にゴールを決めることだけではないんだ。
彼は、運動量を求めているし、献身的にチームを助ける動きを欲している。
そういった意味で、ユルゲンが求めるストライカーとして、ロベルト・フィルミーノが最も適しているということだろうね。
ムービング・ストライカーという言葉があるのかは分かりませんが、クロップとすれば、そういった動き、常に相手と駆け引きをしながら、味方からボールを呼び寄せるタイプが好きなのでしょうね。
そういった意味では、場合によっては、スタリッジよりもオリギのほうが今後重用される可能性も否定できないかと思います。
スタリッジにもプライドがあるし、イングランド代表のこともあります。
もし仮に、今後スタリッジの出場機会が限られていくような状況になれば、キャラガーが指摘するところの「スタリッジは長くはアンフィールドにいない」という説が信憑性を帯びてきそうです。
ただ、月曜日にはビッグマッチ、対マンチェスター・ユナイテッド戦が待っています。
もしこの試合で、スタリッジが大活躍をすれば、周囲の空気も変わることでしょう。
ある意味、スタリッジにとっては、実に実に重要な一戦となりそうです。