移籍関係

リバプールが20歳CBジェレミー・ジャケを獲得へ──フランス育成が生んだ“インテリジェンス型DF”

Liverpool have announced a deal for Jeremy Jacquet. Participation will begin on July 1, 2026.

リバプールは、フランス・リーグ・アンでプレーする20歳のセンターバック、ジェレミー・ジャケ(フランス)の獲得で合意に達しました。(公式)


今シーズン終了まではフランス国内でプレーを続け、今夏にアンフィールドへ合流。クラブとは長期契約を結ぶ見通しとなっています。

20歳のフランス人CBを将来枠として確保

ジャケは今季、リーグ・アンのレンヌで18試合に出場。
2024年1月のトップチームデビュー以降、公式戦通算31試合を経験しています。
さらに、クレルモン・フットへの期限付き移籍でもトップリーグの実戦経験を積んできました。

また、世代別代表でも評価は高く、フランスU-19代表として臨んだ2024年の欧州選手権では決勝進出に貢献。
大会ベストイレブンにも選出されています。

リバプールにとってこの補強は、「即戦力」というよりも、数年先を見据えた将来の主力候補を早い段階で確保する動きだと言えそうです。

ポジションと基本特性

主戦場は右センターバック

ジャケの本職はセンターバック。
特に右CBでの起用が多く、4バックでも3バックでも対応できる柔軟性を持っています。
3バック時には右のストッパーとしてプレーし、カバーリングとビルドアップの両面で存在感を発揮するタイプ。

プレースタイル

後方から試合を組み立てる“つなげるDF”

最大の特徴は、守備だけで終わらない点にあります。
ジャケはボールを奪った後、すぐに前線へ展開できる判断力とパス精度を備えたセンターバックです。

無理にロングボールを蹴るのではなく、相手のプレスを見極めながら、縦パスや運ぶドリブルで局面を前進させることが出来るタイプ。
この点は、後方からのビルドアップを重視するリバプールのスタイルとも高い親和性を持っているように思うのですが。

守備面の強み

飛び込まない、読みで止める

対人守備では、フィジカル任せにぶつかるタイプではありません。
相手との間合いを保ち、コースを限定して奪うクレバーな守り方が持ち味だと言っていいでしょう。

また、ラインの背後を狙われた際の予測能力も高く、先に動いてカバーに入る意識も強いものがあります。
高さとタイミングを生かした空中戦にも安定感があり、セットプレーでは攻守両面で貢献できる資質を持つ選手。

リバプール的視点で見る“タイプ”

フィジカルと知性の融合型

ジャケは、

  • フィジカルとカバー力という点ではイブラヒマ・コナテ系統
  • ビルドアップ能力という点ではジョエル・マティプ的資質

この2つの要素を併せ持つ発展途上のセンターバックと表現しておきたいと思います。

現時点では完成形ではありませんが、試合の流れを「後ろから整える」役割を担える素地を持っている選手。
フランス育成らしいポジショニング、判断の速さ、プレー選択の冷静さは、プレミアリーグという高強度の舞台でも時間をかけて磨かれていくのではないでしょうか。

将来像

“未来のアンフィールド”を支える存在へ

リバプールにとってジャケの獲得は、単なるバックアップ補強ではなさそうです。
数年後、最終ラインの中心を担う存在へと育てるための投資型補強と言いましょうか。

経験を積み、フィジカルと判断力がさらに洗練されたとき、ジャケはアンフィールドのピッチで「守るだけでなく、試合を動かすセンターバック」へと進化している可能性を秘めています。

今、センターバックが欲しいリバプール

ジャケの将来性、可能性は実に楽しみです。
その獲得も嬉しいし、大歓迎したい。

一方で、短期的に見たとき、今のリバプールはセンターバックへのてこ入れを必要としているのは明らかです。
ジャケがやって来るのは本年7月1日であり、リバプールは、今シーズンの残り試合をどう乗り切っていくのか。
采配、クラブの姿勢が注視されています。

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  • この記事を書いた人

Toru Yoda

ただの埼玉の隠居です

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