イェジー・ドゥデクという名前をご存知の皆さんもいらっしゃることと思います。
あのPK戦までもつれ込んだイスタンブールの奇跡を成し遂げた際のゴールキーパーです。
ドゥデクにも、今現在、リバプールのゴールキーパーについて、何かと騒ぎになっていることは届いているようで、リバプールのプレイヤーとしてゴールマウスを守ることなどについて発言しています。
今回は、そのドゥデクの言葉のごくごく一部ですが、ご紹介してみたいと思います。
(JD)
リバプールでプレイするということは、本当に大きな期待がかかるものだよ。
勝てば、ゴールキーパーは注目されないし、負けたら矢面に立つよね。
いい結果が出ないときのプレッシャーたるや、すごいものさ。
今のリバプールは、結果が出ていないね。
そうなると、一つの小さなミスも大きなものになってしまうんだ。
私もそうだったよ。
プレスから批判をされたしね。
それに、スタンドからもプレッシャーがかかる。
チャンピオンズリーグを制したときでさえも、ラファ・ベニテスは、新しいゴールキーパーを獲得するつもりだと、周囲から言われて続けたんだ。
それは私にとって、決して簡単な状況ではなかったよ。
でもね、ゴールキーパーとは、そういう人生を送るものなんだ。
悪い時から抜け出すためには、良いパフォーマンスを見せるしかないよ。
私は、タフなシーズンを過ごした。
しかし、そこから多くのことを学んだよ。
そのことで、私はより強くなれたんだ。
誰が友で、誰が敵かも分かったしね。
勝利だとか、良い時を過ごしているときよりも、過ちから学ぶことの方が大きいんだ!
フットボーラーとして、ゴールキーパーとして幾多の経験を積んできたドゥデクの言葉。
ある意味、シモン・ミニョレが置かれている状況を察し、苦難のときから学べ!と、エールを送っているようにも感じます。
批判はつきもの。
そこから抜け出すには、良いパフォーマンスを示し続けるしかないんだ!
・・・と、ドゥデクは言っているように思います。
実際、昨今のパフォーマンスを見ていると、ミニョレにも、彼にしか分からない大きなプレッシャーがのしかかっていることでしょう。
その逆境を振り払うためには、とにかく自信を失わず、挽回できるか!に、かかっていると思います。
大先輩の言葉が、ミニョレの心に響き、新たなモチべーションに繋がってくれればいいですね。