今年の夏でリバプールとの契約が満了となりフリーとなっていたジョエル・マティプですが、現役を引退するというニュースが出ていますね。
リバプールに多くのタイトルをもたらしたセンターバックは、大きな怪我を負い、レッズでの最後のシーズンは長期離脱をしていました。
引退ということですが、本人が正式に引退表明をしたというわけではなく、一部のメディアに対し現役を継続する気持ちはない旨を語ったといいます。
それをエコーなどが報じている形です。
もしこのまま正式に引退となれば、この夏にリバプールを去ったチアゴ・アルカンタラに続いて2人目のリタイアとなります。
ジョエル・マティプは、リバプールへ来た当時から自身のフィジカルに気を配っており、怪我を極力避けようとしていました。
カメルーン代表を若くして退いた理由のひとつも長く現役を続けたいという思いがあったからだと思います。
リバプール時代のジョエル・マティプは、何度となく怪我を経験しましたが、ベスト・コンディションの際に見せるセンターバックとしてのプレイは非常に優れたものでした。
また、その人柄から多くのファンに愛されたことも事実です。
ジョエル・マティプがリバプールを去るとき、ユルゲン・クロップ監督(当時)が語った言葉をこのブログでもご紹介をいたしました。
Jurgen Klopp
私がフットボールに関わって来たすべての年月の中で、ジョエル・マティプ以上に愛された選手に出会ったことはあまりないと思う。
彼について、悪いことを言えるかなんて、それさえ分からないよ。
素晴らしいプロフェッショナル、素晴らしいフットボーラー、そして素晴らしい人物。
私達は、長い間彼と一緒にいることができて幸せだったよ。
今、私達にできることは、彼が新たな方向を見つけることを祈ることだけだ。
ジョエルの選手としての資質は誰の目にも明らかで、クラブとしては、彼が加入した瞬間からその恩恵を受けて来た。
彼は長年にわたり、あまり大きな見出しを飾ったことはないと思うが、私達のグループでは非常に有名な人物だったんだよ。
このままジョエル・マティプが引退となった場合、本人から正式に表明があるのか。
その際には、心からの拍手を送りたいと思います。
ブンデスリーガのシャルケからフリーでリバプールへやって来たセンターバック。
リバプールの一時代を築いた主力でした。