鎖骨を折り、しばし離脱をしていたジョエル・マティプですが、このところずっとリバプールのディフェンスラインに入り、ビルヒル・ファン・ダイクとのコンビを組んできました。
そのジョエル・マティプのコメントをエコーが報じており、負傷のほうは、もう完全に良くなっているそうです。
バイエルン・ミュンヘン戦を控え、センターバックに不安を抱えるリバプールとしては、ジョエル・マティプにがんばってもらう必要があるし、このオフの間に、よりコンディションを向上させてほしいですね。
安易に『危機』という言葉を使いたくはありませんが、現実を直視すれば、バイエルン・ミュンヘンとのファーストレグでは、センターバックに不安がないと言えば嘘になります。
主軸であるファン・ダイクは警告累積により出場停止。
ジョー・ゴメスは手術をしたばかりで、プレイが出来る状態にありません。
さらに、デヤン・ロブレンがハムストリングを痛めており、バイエルン・ミュンヘン戦の出場は微妙な状況に・・・。
シニアのセンターバックとしては、ジョエル・マティプただ一人という状況に陥ってしまったリバプール。
ユルゲン・クロップ監督は、デヤン・ロブレンが間に合うように、あらゆることにトライをすると言っていますが、もし間に合ったとしても、ベスト・コンディションに戻すには時間が足りないと思います。
もし、デヤン・ロブレンが、バイエルン・ミュンヘン戦に間に合わない場合、ファビーニョをセンターバックで起用するのか。
それとも、いきなり若手をビッグマッチに抜擢するのか。
いずれにしても、ジョエル・マティプがリーダーシップを発揮して、ディフェンスラインを統率する役割を担いそうです。
今シーズンのリバプールは、ディフェンス力が強く、失点も少ないという結果が出ています。
ただ、そこにはファン・ダイクが休まずにプレイを続けて来たという現実もあります。
このスペシャルなセンターバックを欠く中で、リバプールがどんなディフェンスをするか。
真価が問われそうです。
この状況だと、リバプールは極力前からプレッシャーに行きたいですね。
前へ!という圧力をチーム全体で仕掛け、最終ラインの負担を軽減する。
そんな図式になる可能性は十分にあると思いますが、まだデヤン・ロブレンの欠場が決まったわけではなく、しばし待ちたいと思います。
いずれにしても、ジョエル・マティプにかかる期待は、今シーズンでも最も大きな試合となることは、間違いないようです。