リバプールのキャプテンとは、大きな名誉であると同時に強いプレッシャーがかかるものだと言われます。
しかも、ジョーダン・ヘンダーソンの場合には、あまりにも偉大過ぎるレジェンド、スティーブン・ジェラードの後を継いでいますので、私が想像も出来ないほどの責任を感じていたことでしょう。
そのヘンドですが、2019-2020シーズンは、まさに充実のシーズンとなりましたね。
プレイぶりは勿論、強いキャプテンシーを発揮し、チームを牽引した。
繰り返すハードワーク、全力で走る姿は、見るものの胸を打つものがあります。
ファビーニョが、リバプールのアンカーとして定着し、ポジションを一列前に移したヘンド。
これがまた当たりましたね。
さらに、ファビーニョ不在の際には、アンカーも務め、こちらでも秀逸なパフォーマンスを披露しています。
ヘンドの凄さはいろいろありますが、私なりに思うには、その中でも攻守の切り替えの速さは特筆すべきものがあるのではないかと。
相手選手にとっては、本当に嫌な存在でありましょう。
近年、踵の痛みを慢性的に抱えていたヘンド。
一時期は、シーズンを通じて活躍をするのは難しいとも思われました。
しかし、ヘンドは克服しましたね。
これは、努力の賜であり、メディカルスタッフをはじめとした周囲の尽力があったればこそでありましょう。
リバプールのキャプテンとして、チームメイトからの信頼も厚いヘンド。
本当に充実のシーズンとなりました。
ヘンドはキャプテンとして、チャンピオンズリーグ、UEFAスーパーカップ、FIFAクラブワールドカップのトロフィーを高々と掲げました。
また、2012年にはリーグカップを制覇していますので、ビッグタイトルといえば、あとはFAカップでしょうか。
ワールドクラスの選手達をまとめるということは、そうは簡単なことではない。
しかし、ヘンドはそれを見事に成し遂げ、尊敬をされています。
イングランドを代表する素晴らしいキャプテンだ!と、私は率直に思っています。
これからも怪我なく、最高の時を過ごしてほしいですね。