プレミアリーグ開幕へ向けて、現在ツアーで調整中のリバプールですが、皆様ご存知のとおり、初戦の相手は、あのストーク、しかもブリタニアでの試合となります。
ブリタニアのストーク戦といえば、ファンにとっても、二度と忘れられない試合になったと思います。
あの試合は・・・・。
さて、新キャプテンに就任したジョーダン・ヘンダーソンですが、今後も記者からの質問を受ける機会が増えることでしょう。
特に、開幕が近づくにつれ、ストーク戦のことも話題になることと思います。
今回、ヘンダーソンは、「あのストーク戦のことは、決して忘れることができない」と語り、その表現は、「思い出しただけで吐き気がする」と訳してもよいほど、痛恨の極みを表しているものでした。
(JH)
あれは、私達にとって、決して忘れることの出来ない日になるだろう。
プレイ内容、結果、失点と、どれを取っても最悪だったよ。
ハーフタイムのドレッシングルームでは、何人かは、なにかをつかもうと言葉にしようとした。
何かを取り戻そうとね。
でも、試合終了になったときには、ひどいものだったね。
本当に、不快感で覆われたよ。
あんな風に叩きのめされるなんて、リバプールのプレイヤーとして恥ずかしかったよ。
ドレッシングルームで、失望しないプレイヤーなんて、誰一人いなかった。
でも、何年間もチームを応援して、たくさんのお金を払ってくれているファンが待っていてくれるんだ。
彼等が求めているものは、戦い、チームにすべてを捧げる姿だよ。
あの日見たことを、彼等は受け入れることなどないだろうね。
もう二度と、あんなことがあってはいけないんだ。
自分達自身で高い目標を設定して、そのことをサポーターに示さなければね。
あの試合は、何ヶ月にも渡って準備していた試合だった。
特にスティービーにとってはね。
彼は、みんなにとって、最高のお手本なんだ。
私達は、彼に最高の形で、さよならを言ってもらう機会にしたかったんだ。
私は、あの日を忘れることはできない。
あの試合は、私の心に刺さり続けるだろうね。
私は以前、あまりにも無惨な結果と内容となったこの試合について、一番悔しい思いをしているのは、ジョーダン・ヘンダーソンではなかったか?という文章を書いたことがあります。
副キャプテンとして支えてきたクラブのレジェンド最後の試合で、あのような姿を世界中に見せてしまったことに、ヘンダーソンは、誰よりも責任を感じていたのではないか・・・という趣旨で書いたものです。
やっぱり、そうだったのですね。
これからもずっと、心に突き刺さり、忘れることなど出来ない。
ヘンダーソンが、その気持ちさえ持っていれば、きっと次はいい試合が出来ることでしょう。
ひとつ気をつけたいのは、相手がストークだからといって、無理に大勝をしようとペースを乱してほしくないということです。
開幕戦で最も必要なのは、勝ち点3。
でも、ヘンダーソンがいれば、リバプールは大丈夫でしょう。
ブリタニアの呪縛を少しずつ解いてゆきましょう。