かつてリバプールのミッドフィールダーとして活躍したダニー・マーフィー(元イングランド代表)が、ダニエル・スタリッジは、ユルゲン・クロップからの信頼を失っていると語っています。
つい先日は、出場機会のことや起用のされ方について、メディアへ向けて愚痴ってしまったスタリッジですが、日頃からのイライラがつのったものとも言えそうです。
その大きな要素のひとつとして、ユルゲン・クロップがディボク・オリギを重用し始めたこともあげられるかと思います。
エースのプライドが傷ついたということでしょうか。
そんなスタリッジの現状についてマーフィーは憂慮しているようで、もっとスタリッジを信頼して起用すべきだ!と受け取れる発言をしています。
(DM)
実に単純明快なことだが、私としてはダニエル・スタリッジが、ユルゲン・クロップの好みであるとは思えないね。
能力や決定力の面では、スタリッジはいいものを持っているし、この国で最も才能を持っているプレイヤーの一人だ。
問題は、彼の近くでプレイが行われず、彼にとって上手くいっていないときに、ボディランゲージが良くないということだね。
リバプールにおける彼のゴール率は驚異的だよ。
ストライカーとは何をすべきだろうね?
ゴールを決めることだよ!
ゴールこそが勝利を呼び、スタリッジはリバプールで最高のストライカーだよ。
私個人としては、彼がクラブのためにプレイしている姿を見たいね。
しかし、私としては、ユルゲンは違うタイプのストライカーが好きだと思うんだ。
走れて、プレッシングができて、打てば響くようなタイプがね。
ところで、セルヒオ・アグエロはプレッシングが素晴らしいと言えるかい?
ダニエル・スタリッジを売った金で、もっと良いプレイヤーを獲るのかな?
私は、そんなことは出来ないと思うよ。
マーフィーが言いたいことを簡単にまとめれば・・・
・スタリッジのスタイルは、クロップの好みではない。
・しかし、スタリッジは、イングランドを代表する素晴らしいストライカーだ。
・プレスをしろ!といっても、アグエロはどうだ!?
・スタリッジを放出しても、それ以上のプレイヤーを獲ることは無理だ。
マーフィーとしては、もっとスタリッジに信頼を置いて起用してあげてくれ!という気持ちでいるようです。
ただ、こういった話が浮上してくるというのは、それだけ他のプレイヤー、特に若手が育ってきたという裏返しでもあることでしょう。
たとえば、今後ダニー・イングスが絶好調になって戻って来たらどうなるでしょうか?
要するに、リバプールの戦力が総じてあがり、チーム内競争が激しくなる。
そういうことではないでしょうか。
しかし、チーム内競争が激しくなるといっても、長いシーズンであり、多くの試合が待っています。
フットボールは、シーズンを通じて、決して11人だけではできません。
マーフィーの気持ちも分かりますが、ここはスタリッジ本人が、出場した試合でしっかりと結果を出していく以外に方法はないと思います。
そんなこともあり、木曜日のビジャレアル戦でスタリッジがどんな活躍を見せてくれるか。
ぜひ、注目してみたいと思います。