トッテナム戦後、俄に各メディアがダニエル・スタリッジのことでざわついている印象を受けます。
中には、スタリッジはリバプールを離れたいと望んでいるのではないかという論旨を展開しているメディアもあります。
そのきっかけのひとつは、バーンリー戦での起用法について、スタリッジが「ワイドではやりたくない」と、ある意味不満を表明したことに端を発しているかと思います。
しかし、リーグカップのバートン戦で2ゴールの活躍を見せたスタリッジとしては、トッテナム戦ではスタメンに選ばれることを期待していたものの、ベンチスタート。
さらに、トッテナム戦での選手交代の際、クロップがピッチに送り込んだのはディボク・オリギ。
あの瞬間には、テレビカメラが、スタリッジの表情をアップで捉えていたものでした。
しかしクロップは、スタリッジの才能を疑ってはいないと明言し、レギュラーとして考えているとも語っています。
「ダニエル・スタリッジは、素晴らしいスキルを持ったプレイヤーだよ」
さらにクロップは、スタリッジを先発で起用しなかったのは、相手がトッテナムということを踏まえての戦術的な理由からだったと説明をしてます。
要するに、トッテナムと対戦するには、まずディフェンスに重点を置いた布陣で臨もうとした考えを示したものです。
また、スタリッジではなく、オリギを途中交代で投入したことについては、カウンターアタックを狙いにいったと語っています。
スタリッジの気持ちも、よく分かりますが、まだリーグ戦も3試合を終えたばかりだし、そのすべてがアウェイ。
ここは、あまりナイーブにならずに、自分に自信をもって、どーんと構えていてほしいですね。
まだ、アンフィールドでの試合はひとつも開催されていないわけだし、必ずやチャンスは巡ってくることでしょう。
メディアは、いろいろな推測を書くでしょうが、本人がしっかりとエースの自覚を持っていれば、妙な噂も自然に消えることでしょう。
まずは、インターナショナル・ウィーク明けに開催されるレスター戦を待ってみたいですね。