アトレティコ・マドリードとの試合を終えた後、ユルゲン・クロップ監督はいくつかの事項について説明をしていますが、その中でサディオ・マネの途中交代についても触れています。
サディオ・マネはスタメンで出場をしていましたが、プレイをしたのは45分間で、セカンドハーフ冒頭にディボック・オリギと交代をしていました。
まず、結論を書いてしまうと、やはりイエローカードを怖れていたようです。
サディオ・マネは、40分の段階でイエローカードを受けており、絶対に2枚目は避けるべきでしたが、ユルゲン・クロップ監督は、2枚目が提示される可能性を感じていたようです。
ユルゲン・クロップ監督の言葉については、LFCも公式に伝えており、エコーも取り上げています。
だが、私はそういうことを好まない。
サディオが息をしただけでも、近くにいる相手が倒れるのではないかと心配だったよ。
私は、そういう状況にしたくなかったから、彼を交代させたんだ。
サディオ・マネが、深呼吸をすれば、その勢いで倒れ、レフリーはイエローカードを出してしまうように見えた。
と、ユルゲン・クロップ監督は言っています。
その言葉には、多少皮肉も入っていることでしょう。
世界、あるいはヨーロッパのフットボールには、どうしてもお国柄のようなものがあるし、たとえばプレミアリーグであれば普通の接触プレイでも、他国基準で行けば、お咎めを受けてしまうことがありますね。
ユルゲン・クロップ監督に、イエローカードが提示されたシーンも同様です。
逆に言えば、アトレティコがしたたかだったという言い方も出来ると思いつつ、ジャッジ、レフリーの癖について、リバプールはちょっと戸惑っていたかもしれません。
これは、ヨーロッパを舞台とした試合において、時折起こる現象ですが、理想的にはジャッジに左右されないバトルを見たいところです。
サディオを45分で下げ、さらにモーを72分で交代させたリバプール。
セカンドレグには、その悔しさも含めて、勝利、それも圧勝という形で答えを出したいですね。
アンフィールドで戦う際には、まず大切なのはクリーンシートが欲しいということ。
その上で、リバプールの攻撃陣が爆発をする。
実現出来るだけの力を持っているのですから、選手達を信じるのみです。