ブレンダン・ロジャーズ時代、リバプールには移籍委員会というものが存在し、必ずしも監督が希望するプレイヤーを取れなかった状況だったと言われていましたが、ユルゲン・クロップは、補強の最終権限は自分にあり、望まないプレイヤーを獲得することはないと明言しました。
ロジャーズ時代は、クラブの移籍委員会が、まず補強候補をリスト化し、そこから監督が選ぶという手法を採っていたとされ、そのことが補強に関して上手くいかなかった要因のひとつだとされてきましたが、クロップの元では、そういったことはない!ということを明言した形です。
おそらく、クロップがリバプールの監督を引き受けるにあたっての条件のひとつだったことも十分に考えられます。
クロップは、自分自身あるいは彼のスタッフが、補強に関するアイディアをもっており、その線で動ける権限を持っているとのこと。
ある意味、現場のことを最も熟知しているのは監督であり、きわめて順当なやり方かとも思います。
クロップが言うところの「ノーマル」ということでしょうか。
クロップは言います。
「もし、私が望まないプレイヤーであれば、ここへ来ることはない」と。
このことは、非常に重要なポイントだと思います。
クラブ主導の移籍委員会が権限をもっていると、どうしてもビジネス的な発想に陥りがちですからね。
そういった環境を得たクロップが、どんなプレイヤーに白羽の矢を立てるのか!?
今後、興味深いものがあるし、クロップが欲しがっているプレイヤーが、どんなタイプなのか?
きわめてシンプルに分かりやすくなったと言えそうです。
1月の移籍市場、さらには今夏の補強で、誰をターゲットにするのか。
興味の尽きないところです。