ユルゲン・クロップがリバプールの監督に就任したのは、シーズン途中からであり、当然クロップ自身の意思で連れてきたプレイヤーはいないわけです。
有り体に言えば、ブレンダン・ロジャーズが残していった戦力で指揮をしているという形。
しかしクロップは、みんなが言うよりもリバプールの戦力は遙かにいいよ!という趣旨の発言をしています。
クロップは、概ね次のような発言をしています。
「皆さんが思っているよりも、リバプールの戦力はずっといいよ」
「私は、とても嬉しく思っているんだ」
「私達は、よい方向へ向かっているし、私はプレイヤー達の姿勢が好きだよ」
またクロップは、ビジャレアル戦のファーストレグを落とした状況についても、プレイヤー達は反撃をする力を持っていると信じているようです。
「このような状況になっても、彼等は常に反撃が出来る」
「それこそが重要なことで、私達には出来るということを見せられるだろう」
監督によっては、プレイヤーが不足していると不満を言ったり、勝てない要因を戦力不足だと発言するケースも多々あります。
そういった意味では、クロップは、今のプレイヤーを信頼している!ということを言葉にして表したわけだし、各プレイヤーも、その期待にこたえようとすることでしょう。
私はかねがね、本当に強いリバプールの姿を見られるのは来シーズンから!と、書いてきましたが、結構早い段階で、各プレイヤーの中にクロップの理念が根付いてきたようにも思います。
来シーズンが実に楽しみだし、それはそれとして、まず目の前にあるビジャレアル戦に勝利して、出来ればタイトルを獲っておきたいですね。
そのことが、新しいスタートへの励みにもなり、大きなステップにもなることでしょう。