
ケビン・キーガンは、私がリバプールを好きになったときの、最初のアイドルでした。
リバプールがオフィシャルで、キーガンががんと診断されたことを伝えたことから、これをしたためています。
正直に言えば、その知らせをどう受け止めればいいのか、まだ自分の中で整理ができていないのです。
若いファンの皆さんにとって、ケビン・キーガンという名前は、もはや教科書の中の存在かもしれません。
あるいは、監督としての姿をかすかに思い浮かべる程度でしょうか。
それでも、私にとってのキーガンは特別な存在でありました。
テレビの向こうで躍動する姿、ゴールを決めたあとに見せる笑顔。
その一つひとつが、
「このクラブは特別だ」
そう感じさせてくれた原点でした。
まだサッカーが今ほど情報化されていなかった時代にあって、選手の背景や戦術を詳しく知らなくても、ただ心を奪われる存在が私にはいたということです。
それが、ケビン・キーガンでした。

彼がアンフィールドで残した数字やタイトルは、公式の記録がすでに語っています。
323試合出場、100ゴール。
リーグ制覇をはじめ、ヨーロピアン・カップ、UEFAカップ、FAカップなどのタイトルをもたらした7番。
ですが、私が今思い出すのは、そうした栄光よりも、「リバプールという名前に初めて胸が高鳴った瞬間」です。
公式声明では、キーガンとご家族が、治療に専念するためプライバシーを求めていることも伝えられています。
それ以上を詮索する必要はないですし、するべきでもないと私は思います。
ただ、ひとりのファンとして、
かつて心を動かされた人間として、
静かにエールを送りたい。
あなたがいたから、私はこのクラブを好きになった。
あなたがいたから、今もリバプールを追い続けている。
このブログでは、ケビン・キーガンという名前は、当たり前のように登場してきました。
それは、過去にすがっているからではありません。
このクラブが、積み重ねてきた時間を大切にしたいという思いが私の中に息づいていると申しましょうか。
どうか、穏やかな時間の中で、治療に向き合えますように。
そして、またあなたの名前を、希望とともに語れる日が来ることを心から願っています。
ケビン!
YNWA
