日本時間18:00から、トッテナム戦を控えたユルゲン・クロップの記者会見が行われています。
その中で、やはりダニエル・スタリッジの発言に関する質問が記者からなされました。
少し前にお伝えしたとおり、スタリッジは「ワイドではプレイしたくない」という趣旨の発言をし、いくつかのメディアによっては、この発言をクロップへの不満というニュアンスで報じていたところです。
質問を受けたクロップは、まず「こういった質問をするときには、もうちょっとよく考えてからにしてほしい」という言葉を添えています。
その上でクロップは、次のようなことを話しています。
(JK)
私は、ダニエルをワイドでプレイさせたいとは思っていない。
しかし、彼はそこでもプレイできるんだ。
重要な瞬間には、彼はフィニッシング・ポイント(ストライカーのポジション)にいる必要があるということなんだ。
ウィンガーというのは、ダニエルのケースに限らず、固定されたポジションではない。
私達は、まだまだ多くのことに取り組まなければいけないんだ。
彼が、何を話したかは知らないが、私達は話し合う必要があるね。
クロップの考えと、スタリッジの受けとめ方には、すれ違いがあったようですね。
スタリッジとしては、ワイドでプレイすることを命じられた・・・本意ではないという気持ちに。
クロップとしては、ウィングのポジションにいたとしても、大切な時には、スタリッジはストライカーの位置にいるべき・・・という見解。
クロップは、スタリッジと話をしてみると言っていますので、近々対話が持たれることでしょう。
もしかしたら、スタリッジとしては、これほど記事になって騒ぎになるとは思わずに発言したのかもしれません。
これで、監督とプレイヤーの間にぎくしゃく感が生まれることはないと思いますが、何よりの妙薬は、トッテナム戦でスタリッジが実力を証明し、勝ってみせることですね。
ぜひ、スタリッジには、しっかりとプレミアリーグで結果を出すことで、不動のストライカーのポジションを自ら掴んでほしいと思います。