
現在は各国代表戦が行われているということもあり、ちょっとこんな話題を取り上げてみたいと思います。
フロリアン・ヴィルツについて、ユルゲン・クロップ前監督がメディアから意見を求められており、その際クロップさんは、彼の才能はずば抜けており何も心配する必要はないとしていました。
試合観戦中にメディアからコメントを求められたクロップさんの言葉をGoalが伝えているものです。
ヴィルツといえば、鳴り物入りでリバプール入り。
移籍金が非常に高額であり、背負った番号も7番ですから、すぐに結果を出せなかった場合には批判が噴出することもある程度予想はできました。
あるいは、すぐに大活躍をすれば喝采を浴びるだろうということも。
攻撃的プレイヤーにとって分かりやすい数字といえば、ゴールとアシストですが、ヴィルツの場合にはリバプールへ来て以来まだ生まれておらず、ここを指摘される向きは多いですね。
しかし、クロップさんはヴィルツがいかに素晴らしいタレントであるかを語っていました。
私の記憶に間違いがなければ、リバプールがヴィルツ獲りに動く!という見方が強くなった際、クロップさんは慎重なスタンスだったと思います。
その後、ヴィルツが現実にレッズの一員となり、ある意味愛情深い目で同朋でもあるヴィルツを見ているようです。
Jurgen Klopp
フロリアン・ヴィルツについて心配する必要はまったくないよ。
彼のクオリティは本当にずば抜けているからね。
すべてが順調だし、それは誰もが分かっていることだ。
議論が少し大げさになっているだけだよ。リバプールはここ最近3試合連続で敗れている。
こんなことは本当に久しぶりで、確かに珍しいことではある。
だが、人生ではそういうことも普通にあるものなんだよ。だからこそ、いろいろ議論がされるんだ。
私自身もそうした議論の真っ只中に長くいた経験があるが、はっきりと言えるのは、世間で行われているそうした議論ほど、人々にとってどうでもいいことはないということだね。
だから気にする必要はまったくないし、すべてがうまくいくよ。

彼は100年に一人の逸材だ。
レヴァークーゼン時代のように、やがてまた毎試合その力を示すだろう。ヴィルツは今、リバプールで安定した環境の中にいるし、このクラブはこういう時に本当に素晴らしい対応をするんだ。
だから、もし誰かが心配しているなら心配はいらない!
もう心配することをやめていいんだよ。
何かしら、こういう言葉を発せられるクロップさんの人間力はすごいと改めて実感します。
ヴィルツにとってもまたとない後押しになることでしょう。
プレミアリーグに順応するには時間がかかる。
それは多くのファンが知っていることです。
ただ、膨大な移籍金が発生したとき、どうしても急がせる環境になることはありますよね。
ここから立ち上がったときのヴィルツは強い!
そう言わせてほしいと私は願っています。